同社は日立製作所、東芝、ソニーなど「ものづくり大国ニッポン」「ＭＡＤＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮ」を象徴する、 日本代表勢の大企業が中小型液晶事業を統合して発足した会社。 また、筆頭株主は政府系ファンド「産業革新機構」であり、国策的、国営的な直近ＩＰＯともいえます。 今期は大口顧客向けの出荷の出遅れや特損など悪材料が立て続けに続く見通しから今年の上場後、 高値836円から安値311円まで真っ逆さまに下落しました。 それでも時価ＰＢＲ0.66倍、実力株価(一株資産)631円から見ても明らかに極端に売られ過ぎです。 直近ＩＰＯ銘柄という皮を被った国策的、国営的な企業ですから、強烈なバックボーンを支柱に こんな株価水準で停滞してはいけない銘柄でしょう。 本来であれば数年単位での長期ベースで見ていたほうが面白い銘柄でしょうが、目先は貸借0.87倍と 空売りが蓄積・買い戻しで値幅が出やすいので、まずは9/11以来の75日線(436円)の終値ベース超えを 確認したいところ。今はまだリバウンドの範囲の動き。
