本日の市況

ヒロろんさん

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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
16819.73(+ 64.41)△0.38%

◎TOPIX  
1352.01(-  1.36)▼0.10%

◎売買高概算  24億3085万株
◎売買代金概算  2兆6033億円
◎時価総額  485兆7149億円

◎値上り銘柄数 842   
◎(年初来)新高値 12
◎値下り銘柄数 849   
◎(年初来)新安値 30
◎変わらず   162

◎騰落レシオ(25日) 92.02%


◎カイリ率(日経平均) 
25日線比-3.36% 
75日線比+2.98%

◎為替  
(対ドル) 117.24  
(対ユーロ)146.26

◎出来高上位

1.みずほ  <8411>
198.3円(+ 0.2円)155,961千株

2.ユニチカ <3103>   
57円(-   3円)111,606千株

3.三菱UFJ<8306>
643.0円(- 6.1円) 65,568千株

4.スカイマク<9204>  
444円(+  80円) 43,753千株

5.マーベラス<7844> 
1972円(+ 123円) 40,733千株

◎売買代金上位  (円)

1.日経レバE<1570>
12280円(+ 160円)159,930百万

2.トヨタ自 <7203> 
7143円(-  71円)106,803百万

3.マーベラス<7844> 
1972円(+ 123円) 78,855百万

4.JT   <2914> 
3107円(-247.5円)60,867百万

5.ソフトBK<9984> 
7113円(+   7円) 57,900百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1090万株 買い920万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶりに上昇、前日比64円(0.38%)高の1万6819円で取引終了です。昨晩のNYダウが111ドル安となり、円相場も一時115.50円前後の円高に振れたことを嫌気して朝方は売りが先行。寄付き直後の9:02には下げ幅が82円となって1万6672円まで下押しする場面がありました。

 この水準は本日の朝刊にて申し上げました黄金分割で計算した下値メド1万6693円とほぼ一致しています。売り一巡後はテクニカル的な下値メドに到達するなど株価調整に一巡感が出たこと、原油価格が小幅ながら上昇したこと、さらにロシア通貨ルーブルの下げが一服したことで投資家心理の悪化に歯止めがかかり、押し目買いが優勢となってプラスに浮上。もっとも今晩に注目の米FOMCの結果発表を控えて上値を買い上がる向きは限定的。引けにかけては60円高近辺でもみ合う展開となっています。売買代金は概算2兆6033億円、上海総合指数は39ポイント(1.3%)の大幅高で3061です。

 業種別では、鉱業、石油、紙パ、鉄鋼、土石などが高く、食品、空運、陸運、化学、不動産などが下げています。

 個別銘柄では、スカイマークがストップ高で80円高の444円。国土交通省は同社が羽田空港の発着枠を15年2月以降も一日当たり36枠便使えるようにすると報じられ、好感した買いが集まっています。安定した収益が見込める羽田発着便を維持し、不振が続く同社の経営を側面支援する模様です。

 昨日もJAL、ANAの両社と来年3~4月から共同運航を開始する見込みとなったことで67円の大幅高となっており、これで今月前半の220円どころからちょうど2倍となっています。

 ビックカメラが4日連続高、38円高の1222円となり、連日で分割考慮後の実質ベースでの上場来高値を更新しています。年末のボーナス商戦や訪日外国人観光客の増加を受けて収益拡大への期待感から買いが入っています。本日は中部・西日本が地盤の家電量販店エディオンも27円高の822円と値を
上げています。

 スマホゲーム好調のマーベラスが123円高の1972円と大幅高。15日に配信を開始したディズニーのキャラクターが登場するスマートフォン向けゲームへのアクセスが集中しており、昨夜からサーバーの増強などのメンテナンスを実施している模様です。新作ゲームの人気化を期待した買いが入っていま
す。

 その他、住宅建材の中堅で九州が最大地盤のOCHIホールディングスが79円高の1371円、グリー向けソーシャルゲームのオルトプラスが84円高の956円、抗がん剤主力の中外製薬が157円高の3060円、亜鉛・鉛の製錬大手の東邦亜鉛が18円高の379円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、神戸物産、ビックカメラ、クスリのアオキ、タイガースポリマー、東京製鉄、ダイヘン、テレビ東京・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・高浜原発、規制委の審査で「合格」 再稼働は春以降

・11月の貿易赤字、前年同月比31%縮小 原油安で

・長期金利、一時0.345% 1年8カ月ぶり低水準

・日本に戦闘機「F35」整備拠点 米国防総省が伝達

・ガソリン店頭価格、22週連続値下がり 原油下落で

・関電、4月から家庭向10%前後値上げ コスト増で

・アップル、ロシアでの販売一時停止 ルーブル変動で

・GEの15年事業見通し、電力や航空機エンジン牽引




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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A
(7269)スズキ  3,850→ 3,950円

 据置き   A
(8308)りそな  755→ 790円

[クレディS証券]
 据置き   C
(1963)日揮  2,700→ 2,150円

 据置き   C
(6366)千代田化工  1,000→ 850円

[ゴールドマンS証券]
 引下げ A→B
(2914)JT  3,950→ 3,500円

 据置き   C
(7545)西松屋チェーン  700→ 720円

[SMBC日興証券]
 据置き   A
(3391)ツルハHD  5,350→ 7,950円

 引下げ A→B
(3088)マツモトキヨシ  4,200→ 3,600円

 引上げ C→B
(3349)コスモス薬品 10,500→15,300円

 引下げ A→B
(9989)サンドラッグ  5,050→ 5,150円

 引下げ B→C
(7649)スギHD  3,700→ 4,050円

[大和証券]
 据置き   1
(3391)ツルハ  8,400円

 据置き   2
(4519)中外製薬  3,500円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】大型株と小型株                       **
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 銘柄を発行済株式数や時価総額といった規模で分類した場合、「大型株」というのは発行済株式数が多くて時価総額が大きい銘柄を指し、「小型株」は発行済株式数が少なくて時価総額も相対的に小さい銘柄を指します。

 発行済株式数が多い大型株は普段の売買高も多く(流動性が高く)、注文に厚みがあるため希望の価格で売買しやすいという特徴があります。

 対して発行済株式数が少ない小型株は、普段の売買高が少なく(流動性が低く)、相対的に板が薄い(注文の数が少ない)ため、まとまった株数を売り買いしたい場合に不便であり、わずかな注文でも株価が大きく変動する可能性があります。

 また、小型株の場合は専門事業に特化していることが多く、業績のブレが大きくなりがちです。中でも新興企業の場合は、これまでなかった事業であることも珍しくなく、知らない人にとってはその成長性やリスクを客観的に判断することが難しいと言えます。

 上記のようなことは優劣ではなく特性です。こうしたことをよく理解して投資を行うことが大切です。
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