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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
16755.32(-344.08)▼2.01%
◎TOPIX
1353.37(- 25.92)▼1.88%
◎売買高概算 24億2932万株
◎売買代金概算 2兆5568億円
◎時価総額 486兆0815億円
◎値上り銘柄数 129
◎(年初来)新高値 16
◎値下り銘柄数 1686
◎(年初来)新安値 38
◎変わらず 36
◎騰落レシオ(25日) 94.50%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-3.79%
75日線比+2.69%
◎為替
(対ドル) 117.40
(対ユーロ)146.07
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
198.1円(- 3.2円)162,689千株
2.ユニチカ <3103>
60円(- 3円) 73,601千株
3.三菱UFJ<8306>
649.1円(-16.5円) 66,993千株
4.スカイマク<9204>
364円(+ 67円) 45,802千株
5.神戸製鋼 <5406>
192円(- 3円) 39,545千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
12120円(- 550円)173,382百万
2.トヨタ自 <7203>
7214円(- 97円) 97,106百万
3.ソフトBK<9984>
7106円(- 163円) 65,971百万
4.マーベラス<7844>
1849円(- 47円) 53,106百万
5.三菱UFJ<8306>
649.1円(-16.5円) 43,748百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1180万株 買い1650万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比344円(2.01%)安の1万6755円で取引終了です。
昨晩のNYダウが99ドル安となり、シカゴ日経先物が1万6705円まで下落した流れを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に売りが先行。円相場が1ドル=117.30円前後の円高に進行したこと、原油価格が1バレル=55.91ドルと5年7ヶ月ぶりの安値水準まで下落したことでロシアの通貨ル
ーブルが急落。通貨防衛のためにロシア中央銀行が政策金利を10.5%から17%へと大幅に引き上げたこと、さらに中国の経済指標も悪化するなど世界経済の先行き不透明感が投資家心理を冷やし、ほぼ終日安い水準での値動きとなっています。
尚、原油価格下落でロシアルーブルのほか、ノルウェーのクローネやメキシコのペソなど資源国通貨が軒並み下落。銅や鉄鉱石など原油以外の鉱物価格に下落が波及し、オーストラリアやインドネシアなどの資源国通貨も下げています。売買代金は概算2兆5568億円、上海総合指数は68ポイント(2.3%)の大幅高で3021と3000乗せとなっています。
業種別では、相場全般安の中にあって陸運、空運が比較的しっかり。食品、商社、海運、精密、機械、建設、不動産、石油、銀行などの下げが目立ちます。
個別銘柄では、相場全般安の中にあって大幸薬品が6円高の2213円と上昇。宮崎県は、延岡市の養鶏場で死んだ鶏3羽を遺伝子調査した結果、H5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が確認されたと発表。同社はウイルスなどを取り除く除菌消臭剤「クレベリン」を手掛けており、予防目的で製品需要が増すとの見方から買いが入っています。
テレビ東京が5日連続高、16円高の1644円と値を上げて連日で上場来の高値を更新です。テレビ東京系列で放映する子供向けアニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」が20日から全国で上映されます。人気に拍車が掛かるとの見方から買いが入っています。
昆布・煮豆の総菜食品で首位のフジッコが5日連続高、51円高の1985円となっています。原油急落を背景に株式相場全体が下落する中、同社は6期連続で最終増益を見込んでおり、好業績で外部環境に左右されにくい内需株として物色の矛先が向かっています。
マヨネーズやドレッシングで国内首位のキューピーも9円高の2218円と年初来高値更新、菓子大手の森永も4円高の298円と値を上げています。
スカイマークが67円高の364円と大幅高。JAL、ANAの両社と来年3~4月から共同運航を開始する見込みになったと報じられ、連携が実現すれば搭乗率の改善や事業継続の可能性が広がるとの期待から買いが入っています。
タッチパネル製品が主力の日本写真印刷が18円高の1838円と値を上げ、年初来高値を更新。トヨタの燃料電池車「ミライ」に同社子会社の水素漏れ検知器が採用されたと報じられ、収益拡大を期待した買いが入っています。
その他、自社株買いを発表したフジクラが32円高の463円、訪日外国人客増加で業績好調の真珠のTASAKIが42円高の1709円、明日からリニア中央新幹線工事開始のJR東海が385円高の1万7210円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、キューピー、フジッコ、神戸物産、ビックカメラ、サイゼリヤ、日本写真印刷、テレビ東京・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・原油安止まらず、市場が動揺 資源国の通貨が軒並み下落
・ロシア中銀、政策金利を大幅引き上げ 通貨安歯止め狙い
・日経平均が大幅続落 円相場は117円前半に上げ幅拡大
・長期金利、0.365%に低下 1年8カ月ぶりの低水準
・企業の物価見通し、前回調査から小幅に低下 12月短観
・宮崎の養鶏場で高病原性の鳥インフル確認 4千羽殺処分
・Jパワー、大間原発の安全審査を申請 建設中としては初
・豪、財政赤字が拡大 中国経済の成長減速と資源安が直撃
・中国の12月HSBC製造業PMI、7カ月ぶり50割れ
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【3】主な投資判断 **
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[UBS証券]
据置き A
(2413)エムスリー 1,950→ 2,450円
据置き A
(3659)ネクソン 1,100→ 1,400円
据置き A
(4217)日立化成 2,200→ 2,350円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(4666)パーク24 2,200→ 2,100円
[野村証券]
引下げ A→B
(5463)丸一鋼管 3,165→ 2,865円
[SMBC日興証券]
据置き A
(3391)ツルハHD 5,350→ 7,950円
引上げ B→A
(6479)ミネベア 1,600→ 1,900円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(7012)川崎重工 590→ 760円
引下げ B→C
(6302)住友重機 510→ 550円
引下げ B→C
(9759)NSD 1,450→ 1,400円
[大和証券]
据置き 1
(3659)ネクソン 1,350→ 1,370円
据置き 1
(6594)日本電産 8,000→ 9,500円
据置き 2
(5803)フジクラ 540円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】上がっても下がっても感謝 **
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人間は同調する生き物です。病院に行った際、小さな待合室にいた患者全員が上半身裸で待っていたとしたら人はどういった行動をとるのかという実験ありました。何も知らずに待合室に入った被験者(実験の対象者)の多くは、そこで上半身裸になったそうです。
同調することが愚かということではなく、わけが分からなければ皆と同じように動いたほうが安全だと思うのは本能に近い行動です。
このように、人間は同調しやすい生き物ですから、株式投資で下がれば売りたくなり、上がれば買いたくなるというのは至極当たり前の心理です。
しかし、安く買って高く売ることで利益を得ようとする株式投資では、常にその心理のままに投資行動を行いますと、願望とは逆の結果を招きます。
そういった心理から一定の距離をおくには他の人にアドバイスするかのように客観的に考えるてみることが有効です。買いや売りの衝動、買値はいくらでいくらの利益だとかいくらの損だとか、そういった自己の都合を離れて相場を見ることができれば自ずとやり方も変ってきます。
相場では、安く売ってくれる人がいるから安く買わせてもらえる、高く買ってくれる人がいるから高く売らせてもらえます。
上がって感謝、下がって感謝。宮沢賢治風に言えば「そんな投資家に私はなりたい」というところでしょうか。
利益が出ている銘柄Aと、そうではない銘柄Bを保有していて、銘柄Bの下げがきつい場合、銘柄Bを売却(損失を確定)すると同時に、利益が出ている銘柄Aも売るという動きが出ます。原油安で株が下がるというのはそういう理由からで、株も原油も投資対象にしているヘッジファンドが原油安で被った損失を株の利益で穴埋めしようとしているというのが株安の一つの側面です。