概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17180.84(- 99.99)▼0.58%

□ナスダック       
4605.16(- 48.44)▼1.04%

□S&P500      
1989.63(- 12.70)▼0.63%

□ダウ輸送株       
8857.12(+ 20.24)△0.23%

□半導体株(SOX)    
665.71(-  5.62)▼0.84%

□NY原油先物
(1月限)   55.91(- 1.90)

□NY 金先物
(2月限) 1207.70(-14.80)

□バルチック海運指数    
845   (-18)

□為替      
(対ドル)117.75 
(対ユーロ)146.45

□CME日経225先物 
16705(-315)※大証比



 週明け15日のNY株式市場は、原油安が嫌気され続落しました。

 前週末の大幅安の反動もあって週明けの取引は買いが先行。原油相場が一時上昇に転じたことや、10月の米鉱工業生産指数が4年半ぶりの大幅な伸びを記録したことも支援材料となり、ダウは122ドル高まで上げ幅を拡大しました。

 その後、原油相場が下げに転じるとNY株も上げ幅を縮小し、マイナスに転じました。12月のニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外の悪化で、約2年ぶりのマイナスとなったことや、オーストラリアのシドニー中心部でイスラム過激派組織「イスラム国」関連とみられる立てこもり事件が発生したことな
ども市場心理を冷やし、ダウは一時165ドル安まで下げ幅を拡大しました。

 引けにかけては下げ幅を縮小しましたが主要指数は続落。ダウは10月29日以来、約1カ月半ぶりの安値で取引を終了。S&P500は約1カ月半ぶりに節目の2000を下回りました。

 前週末に続きこの日も全ての業種が下落。テクノロジー、エネルギーなどの下落が顕著でした。
 
 個別銘柄では、アナリストが投資判断を引き上げたデータベースソフトのオラクルが上昇。投資ファンドへの身売りで合意したペット用品チェーンのペットスマートが大幅高となりました。業績見通しを上方修正した機械のハネウェルは上昇して始まったものの、全体安に押されてマイナスに転じています。
 
 ウォルマートやターゲット、メーシーズ、ホームデポなど、ガソリン安の恩恵を受けやすい消費関連株の一角がしっかり。フェデックスやUPSなどの物流株も堅調でした。

 ダウ構成銘柄では、ボーイングを筆頭に、エクソンモービル、AT&T、ホームデポ、ウォルマートの5銘柄が上昇した一方、マクドナルド、ゴールドマン・サックス、IBM、シェブロンなどの下げが目立ちました。

 NY原油先物(WTI)は4営業日続落で、終値としては2009年5月5日(53.84ドル)以来、5年7カ月ぶりの安値で取引を終了しました。リビアの情勢不安などから上昇する場面がありましたが、石油輸出国機構(OPEC)幹部やアラブ首長国連邦のエネルギー相が原油の目標価格設定や減産の必要性に否定的な見解を示し、原油の供給過剰が続くとの見方から再び売り圧力が強まりました。

 NY金先物も原油に連れ安となり4営業日続落。バルチック海運指数(BDI)は17営業日続落です。

 CME日経225先物は、円建ては16705(大証比315円安)、ドル建てが16780(同240円安)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前週末比99ドル安の1万7180ドルと2日連続で値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万6705円と昨日の東京市場の日経平均株価1万7099円と比べて390円ほど安い水準となっています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=117円82銭前後(昨日16:00台は118円23銭)とやや円高に振れています。対ユーロは1ユーロ=146円51銭前後(同147円42銭)と円高に振れています。

 NY原油は4日連続安、前週末比1.90ドル安の1バレル=55.91ドルとなっています。終値ベースで09年5月5日(53.84ドル)以来、約5年7ヵ月ぶりの安値水準となっています。OPEC(石油輸出国機構)が減産の考えを示していないため、供給過剰が長引くとの見方から売りが出ています。

 NY金価格は4日連続安、前週末比14.8ドル安の1トロイオンス=1207.7ドルとなっています。


 昨日の日経平均株価は大幅安、前週末比272円安の1万7099円と11月17日以来、約1ヵ月ぶりの安値水準となっています。

 そうした中、衆院選での与党勝利を受け、補正予算の執行など従来の財政出動の流れが継続するとの見方から大手建設株が逆行高となるなど、内需関連の一角が底堅い動きとなっています。

 東証1部の売買代金は2兆2602億円と32日連続で2兆円を上回っています。

 安倍首相は昨日午後、衆院選勝利を受けた記者会見で、引き続き経済最優先で政権運営に当たるとして、新たな経済対策や来年度の税制改正大綱の年内取りまとめを指示することを表明しています。

 本日は、10:45に12月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されます。事前予想は49.8(11月の同・改定値50.0)となっています。景気判断の分岐点となる50を7ヵ月ぶりに下回る見通しです。PMIは50を上回ると景況の改善を、50を下回ると景況の悪化を示しています。

 その他、8:50に12月の日銀短観「企業の物価見通し」の概要が公表されます。

 第2四半期決算でツルハHD(3391)、第3四半期決算で西松屋チェ(7545)、アークランド(9842)などが本日発表を予定しています。

 海外では、今晩は12月の独ZEW景況感指数、11月の欧州新車販売台数、米連邦公開市場委員会(FOMC、~17日)、11月の米住宅着工件数の発表などが予定されています。


◆主なニュース

・日立、スイスの重電大手ABBと合弁 日本で送配電事業

・法人税下げ、来年度2.5% 政府・与党、実質減税先行

・介護報酬引き下げへ 9年ぶり最大3%、利用者負担軽く

・トヨタの「ミライ」、少量生産 納車まで1~2年待ちも

・スカイマーク狭まる着地点 国交省要請、3社提携へ調整

・日本特殊陶業、愛知に自動車用プラグの新工場 輸出増へ

・東証、株価の刻み最小10銭対象銘柄拡大せず 来年9月

・パーク24、今期純利益11%増で最高 カーシェア拡大

・中国、来年成長率予測7.0%前後 政府系シンクタンク

・警官突入、男と人質2人死亡確認 シドニーの立てこもり



◆経済指標等

・企業の物価見通し(12月日銀短観分)

・中国製造業PMI(12月速報値、HSBC)

・仏PMI(12月速報値)
・独PMI(12月速報値)
・ユーロ圏PMI(12月速報値)
・独ZEW景気予測指数(12月)
・ユーロ圏貿易収支(10月)
・欧州新車販売(11月)

・米チェーンストア売上高(週間)
・米住宅着工件数(11月)
・米製造業PMI(12月速報値)


◆その他

・新規公開 
SFPダイニング(東2:3198)公開価格1,940円
      
マークラインズ (JQ・3901)公開価格1,980円
      
メディカル・データ・ビジョン(東マ・3902)公開価格5,180円
      
アトラ     (東マ・6029)公開価格 740円
      
U―NEXT  (東マ・9418)公開価格3,000円


・主な決算 
ツルハHD(3391:ドラッグストア大手)
      
西松屋チェーン(7545:ベビー・子供衣料と生活雑貨)
      
アークランド(9842:ホームセンター、子会社で外食)


・米連邦準備制度理事会(FRB)開催(明日声明発表)





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【3】心に残る名言                        **
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 かつては、「平和」のために軍備が拡張せられねばならぬと言はれた。

   
 今は「平和」のために軍備が縮小せられねばならぬと言はれる。


  「平和」がそれを聞いたら何と答えるだろう。


                   
  島崎 藤村(二三の事実)
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