週末のNY市場は、米ミシガン大消費者信頼感指数が約8年ぶりの高水準であったにも関わらず
ロイターの報道によれば、原油安や中国経済をめぐる懸念がこれを相殺したとのこと。
(ダウが前日比-315ドルなのに相殺とは言えないでしょ^^)
しかし欧米株安の理由を原油安だけに結び付けるのはどう考えても納得出来ません。
原油消費国にとって、原油価格の下落は経済成長にプラスに働く訳ですし
中国経済を巡る懸念はあるにしても、当の中国は株高に沸いています。
結局最近のNY市場が下落基調にある本当の理由は、市場が過熱気味だと判断した機関投資家が
New Yearを前に利確している所為では無いでしょうか。勿論ヘッジファンドも含めての話ですが。
そもそも現在原油価格が下落している理由は、世界経済とは関係無い単なる需給の悪化によるもので
シェールガスの開発が進んでいることが大きな要因だと考えられています。
事実、米国に於ける原油に相当する天然資源の産出量は
今や世界第一位のロシアと肩を並べる規模にまで拡大しているそうです。
そうでなくても先進国は石油に代わる代替エネルギーの開発に力を注いでおり
日本でも20年後に宇宙空間で太陽光発電を行う計画が着々と進んでいます。
http://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/201201/201201_05j.html
因みに原油価格は何れ上昇に転じ、1バレル70~80ドルで推移するという見解もありますが
シェールガスのコストが65ドル前後だと言われていますから
最終的に原油価格もその辺りに落ち着くのが妥当ではないかと考えます。(単なる素人判断です^^)
さて、今日は注目の衆院選ですが、与党が圧勝すれば週末の欧米株安の影響は
ある程度相殺されるのではないでしょうか。
但しロイターの言う相殺とは違い、CME円建て17135円が17300円前後で収まるという意味で
場合によってはプラ転もありかと。。。(大いに希望的観測です^^)
但し与党が意外に苦戦を強いられれば、相殺どころか瞬殺または秒殺されるかも