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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17371.58(+114.18)△0.66%
◎TOPIX
1399.65(+ 2.61)△0.19%
◎売買高概算 31億0644万株
◎売買代金概算 3兆6314億円
◎時価総額 502兆0408億円
◎値上り銘柄数 786
◎(年初来)新高値 50
◎値下り銘柄数 934
◎(年初来)新安値 8
◎変わらず 129
◎騰落レシオ(25日)109.13%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-0.21%
75日線比+6.71%
◎為替
(対ドル) 118.85
(対ユーロ)147.21
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
204.1円(+ 0.5円)214,445千株
2.三菱UFJ<8306>
670.9円(+ 0.9円) 97,743千株
3.ユニチカ <3103>
62円(- 1円) 79,048千株
4.東京電力 <9501>
463円(+ 18円) 72,233千株
5.昭和電工 <4004>
162円(- 17円) 59,675千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13110円(+ 190円)141,655百万
2.トヨタ自 <7203>
7500円(+ 19円)126,016百万
3.ソフトBK<9984>
7336円(+ 25円) 98,879百万
4.マーベラス<7844>
2119円(- 40円) 82,274百万
5.ファストリ<9983>
42800円(+ 890円) 81,321百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り890万株 買い680万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日ぶりに上昇、前日比114円(0.66%)高の1万7371円で取引終了です。
昨晩のNYダウが63ドル高となったこと、円相場が一時1ドル=119.20円近くとなるなど円安に振れたことを好感して朝方からは幅広い銘柄に買いが先行。加えて昨日までの下落を見て先高期待からの押し目買いも加わり、12:53には上げ幅が268円となる場面がありました。買い一巡後は日曜日の総選挙や月曜日の日銀短観など重要イベントを控えて手控え気分が強まり、幾分上げ幅を縮小しています。売買代金は概算3兆6314億円、メジャーSQ値は1万7281円、上海総合指数は12ポイント高の2938です。
業種別では、建設、電機、精密、電力ガスなどの上げが目立ちます。
個別銘柄では、建設株の上げが目立ち、大成建設は22円高の646円と年初来高値を更新。清水建設も20円高の803円、大林組は19円高の735円、鹿島は15円高の479円。自民党の政権維持が確実視されつつある中、14年度の補正予算の執行をにらんだ買いが入っています。
他にも、土木主体で老舗の飛島建設が13円高の293円、海上土木首位の五洋建設が13円高の371円、JX系舗装大手のNIPPOが86円高の2027円、トンネル等大型土木に定評の安藤ハザマが20円高の744円、土木建設のPS三菱も12円高の477円と値を飛ばしています。
トイレタリー国内首位、化粧品でも大手の花王が166円高の4645円と値を上げて年初来高値更新。衆院選の与党勝利によって安倍政権が消費刺激策や子育て支援に取り組み、同社の収益拡大に繋がるとして期待した買いが入っています。
東京北西部と埼玉を地盤とし、西武鉄道とプリンスホテルが中核の西武HDが53円高の2515円と値を上げ、4月の再上場後の最高値を更新。株価は初めて2500円台に乗せています。旧赤坂プリンスホテル跡地に建設しており、2016年夏の開業を目指す高層複合ビルの名称を「東京ガーデンテラス
」にすると発表。再開発の進展を期待した買いが優勢となっています。
キヤノンが147.5円高の3954.5円と値を上げ、年初来高値更新。昨日の引け後に2014年12月期の年間配当を過去最高となる前期比20円増の150円にすると発表。株主配分の強化を好感した買いが集まっています。
その他、象印が9円高の792円、ファナックが140円高の1万9990円、電力量計で国内首位の大崎電気が19円高の846円、東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが2万6265円、その筆頭株主の京成電鉄も12円高の1376円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、大成建、伊藤ハム、キューピー、一正蒲鉾、日本調剤、花王、塩野義、小林製薬、東京製綱、ツガミ、JUKI、ミネベア、シスメックス、キヤノン、TASAKI、テレビ東京、西武HD・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・NY原油、5年5カ月ぶり安値 年初からは4割下落
・消費増税で十円玉や五十円玉の需要増 釣り銭対応で
・10月の製造工業稼働率、2カ月連続上昇 低迷脱す
・ロイヤルHD、都内店舗で食中毒 3日間の営業停止
・昭電工、業績見通しを下方修正 営業利益が一転減益
・マブチモーター、株式1株を2株に分割 12月末で
・中国11月、工業生産高や不動産開発投資の伸び減速
・中国の11月の小売売上高、11.7%増 伸び拡大
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【3】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き B
(1801)大成建設 500→ 570円
据置き C
(1803)清水建設 600→ 660円
[野村証券]
据置き A
(8036)日立ハイテク 3,680→ 4,225円
据置き A
(8316)三井住友FG 6,400→ 6,700円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(6104)東芝機械 560→ 540円
据置き A
(6135)牧野フライス 1,050→ 1,260円
[みずほ証券]
据置き A
(6395)タダノ 2,300→ 2,400円
据置き A
(7717)Vテクノロジー 3,400→ 3,500円
[大和証券]
据置き 1
(9201)日本航空 4,200円
据置き 2
(1893)五洋建設 390→ 430円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】四季報発売 **
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本日は「会社四季報 2015年1集新春号」の発売日です。
会社四季報は企業の実力や特色が簡潔にまとめられている銘柄カタログ、または企業の通信簿のようなものです。
魅力的な企業を探す上で、業績拡大につながりそうな技術を持っているかどうか、業績向上に貢献する新たな事業展開をしているかどうかという観点は大切なポイントです。
四季報ではそうした点がコンパクトにまとめられており、その企業の特徴が書かれた「特色」の欄やその横にの「本文」には、その企業の今後を占う上で重要な記事が書かれています。
ちなみに、「本文」は前半と後半に分かれており、前半部分には主に事業と業績の見通しが書かれています。後半部分には中期展望や新製品などの材料、会社の課題等、将来の将来の業績や株価に影響しそうな株価材料の最新情報が並んでおり、その部分は「材料欄」とも呼ばれています。
日経会社情報も同様ですが、投資家にとって有用な様々な情報やデータが数多く記載されており、、インターネットが普及した現在も紙ベースの会社四季報は投資家必須の投資ツールとして利用されています。