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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17412.58(-400.80)▼2.25%
◎TOPIX
1406.83(- 29.26)▼2.04%
◎売買高概算 25億4380万株
◎売買代金概算 2兆8514億円
◎時価総額 504兆5479億円
◎値上り銘柄数 285
◎(年初来)新高値 33
◎値下り銘柄数 1473
◎(年初来)新安値 10
◎変わらず 90
◎騰落レシオ(25日)109.69%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+0.23%
75日線比+7.27%
◎為替
(対ドル) 119.13
(対ユーロ)147.55
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
205.0円(- 3.4円)190,507千株
2.ユニチカ <3103>
61円(- 2円) 84,392千株
3.三菱UFJ<8306>
680.4円(-18.0円) 73,030千株
4.川崎重工 <7012>
539円(- 29円) 45,195千株
5.新日鉄住金<5401>
309.9円(- 5.2円) 43,259千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13160円(- 570円)202,238百万
2.トヨタ自 <7203>
7523円(- 233円)132,692百万
3.マーベラス<7844>
1999円(+ 79円) 73,829百万
4.ソフトBK<9984>
7421円(- 80円) 68,007百万
5.三菱UFJ<8306>
680.4円(-18.0円) 49,921百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1960万株 買い780万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比400円(2.25%)安の1万7412円で取引終了です。
ギリシャが大統領選挙の前倒しを決定したことを受けて政治的混乱に対する懸念から昨日の欧州株が大幅安となり、NYダウも51ドル安となったこと、さらに東京市場で円相場が一時1ドル=118円台となるなど円高に振れたことを嫌気して朝方から幅広い銘柄に売りが先行。13:51には下げ幅が50
4円となって1万7308円まで下押しする場面がありました。
明後日に株価指数先物・オプション12月物のメジャーSQ算出を控え、持ち高調整の売りが出たことも下げに拍車をかけています。大引けにかけては押し目買いが入り、幾分下げ幅を縮めています。売買代金は概算2兆8514億円、上海総合指数は83ポイント(2.9%)の大幅高で2940です。
業種別では、相場全般安の中にあって、鉱業、水産が高く、自動車、電機、ゴム、化学、鉄鋼、機械、銀行、非鉄などの下げが目立ちます。
個別銘柄では、相場全般安の中にあって、岩谷産業が31円高の867円と値を飛ばしています。政府が次世代エコカーの本命である燃料電池車の燃料を供給する水素ステーションの規制緩和に乗り出すと報じられ、材料視した買いが膨らんでいます。同社は15年末までに全国に20ヶ所の水素ステーション
設置を計画しており、既に関西で2ヶ所を設置済みです。
他にも関連銘柄として、水素ステーションを手掛ける三菱化工機も7円高の485円、水素ステーション向け流体計測機器を手掛けるオーバルも6円高の346円と値を上げています。
マヨネーズ、ドレッシングで国内首位のキユーピーが56円高の2038円と値を上げています。株式分割を考慮しますと実質的な上場来高値更新となります。業績好調で今期最高益が見込まれ、増額修正の期待が高まっています。
正露丸で知名度高い大幸薬品が74円高の2236円と値を上げています。感染管理製品を手掛けており、インフルエンザの流行期となって注目が集まったこと、加えて空気中のインフルエンザなどのウイルスを除菌できる新技術を開発したと報じられ、好感した買いが入っています。除菌消臭剤「クレベリン
」の主成分である二酸化塩素ガスを発生・制御できる小型装置で、来年にも家電メーカーと組んで実用化する計画です。
スカイマークが40円高の271円と大幅高。西久保社長が15年1~2月にも発行済み株式の25%を上限に普通株による第三者割当増資を行う方針を表明。国内外の投資ファンド4社と交渉を進めている模様であり、資金繰りの問題で窮しているだけに好材料として捉えた買いが入っています。全日本空輸
にも提携を通じた支援の要請をしていることも手掛かり材料となっています。
その他、好業績発表のクスリのアオキが420円高の5850円、NTTが83円高の6446円、カニ風味かまぼこの一正蒲鉾が102円高の1572円、大型土木に定評の安藤ハザマが4円高の719円、土木老舗の飛島建設が9円高の276円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、キューピー、一正蒲鉾、フジッコ、OCHI、ヘリオステクノ、イズミ・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・ガソリン価格、21週連続下落1年5カ月ぶり安値
・11月の企業物価、増税分除けば1年8カ月ぶり下落
・11月の消費者心理、4カ月連続悪化判断下方修正
・大企業の景況感、改善幅が縮小10~12月期調査
・スカイマーク、2社との提携で「増収効果160億円」
・タラバガニの輸入価格が急上昇密漁対策協定の影響
・中国の11月CPI1.4%上昇PPIは大幅下落
・米エネルギー当局、15年の原油価格見通し下方修正
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【3】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(5726)大阪チタニウム 2,900→ 3,000円
据置き A
(5727)東邦チタニウム 900→ 930円
据置き A
(6869)シスメックス 4,800→ 5,800円
新 規 C
(2503)キリンHD 1,400円
[UBS証券]
据置き A
(3333)あさひ 1,500→ 1,300円
据置き A
(4021)日産化学 2,300→ 2,550円
[ゴールドマンS証券]
据置き B
(2433)博報堂DY 930円
[野村証券]
引上げ B→A
(8750)第一生命 1,780→ 2,750円
引下げ A→B
(7157)ライフネット生命 410円
[みずほ証券]
据置き A
(3391)ツルハ 6,800→ 8,000円
据置き A
(7259)アイシン精機 4,800→ 5,100円
引下げ A→B
(7230)日信工業 2,050→ 1,950円
[三菱UFJMS証券]
引上げ B→A
(5101)横浜ゴム 1,050→ 1,350円
据置き A
(5108)ブリヂストン 5,000→ 5,900円
据置き A
(5110)住友ゴム 1,900→ 2,400円
据置き A
(7261)マツダ 2,950→ 4,500円
新 規 A
(7287)日本精機 3,040円
据置き A
(9413)テレビ東京 2,500→ 3,030円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】日米の銘柄関係 **
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世界的シェアが高い米国企業の動向は国内企業の株価動向にもある程度の影響を与えます。
例えば、半導体最大手のインテルの動向は、国内の半導体関連企業にも大きな影響を与え、イビデンや新光電気工業、日本特殊陶業などのPC向け半導体パッケージ関連、封止材の住友ベークライトなどはインテルの動向に影響されやすい企業といえます。
テキサス・インスツルメンツも半導体関連ですがこちらは主に携帯端末向けで、村田製作所やヒロセ電機など国内の携帯向け部品メーカーの株価に影響を与えることがあります。
また、半導体製造装置大手のアプライド・マテリアルズなどの動向は、同業の東京エレクトロンや半導体テスター大手のアドバンテストの株価にも影響します。
ちなみに半導体製造装置には大まかに分けてシリコンウエハに回路を形成する過程の前工程と、シリコンウエハをカットしてパッケージ封入・組み立て・検査をする後行程の2種類あり、前工程の主な企業としては荏原、日本マイクロニクス、大日本スクリーン、東京エレクトロンなど、後行程の主な企業とし
ては住友ベークライト、ディスコ、アドバンテスト、三井ハイテック、新光電気工業などがあげられます。
液晶用ガラス基板で世界最大手のコーニングの動向は、同2位の旭硝子や同3位の日本電気硝子との関連性が高く、また世界最大の光ファイバーメーカーでもある同社は同2位の古河電工ともライバル関係にあります。
もちろんこれらのことは一つの側面に過ぎず、これにのみ影響されて株価が変動するわけではありませんが、知っておかれますと便利です。
クルマ社会のアメリカでは、ガソリン価格の値下がりは、余った燃料費で買い物などに使えるお金が増えることから「減税と同じ効果」があるとされます。日本国内でもガソリンの店頭価格(8日時点、全国平均)が21週連続で値下がりし、1年5カ月ぶりの安値となっていることから消費への好影響が期待されます。