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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17887.21(+166.78)△0.94%
◎TOPIX
1440.60(+ 10.85)△0.76%
◎売買高概算 22億3888万株
◎売買代金概算 2兆3985億円
◎時価総額 516兆3315億円
◎値上り銘柄数 1184
◎(年初来)新高値 225
◎値下り銘柄数 541
◎(年初来)新安値 1
◎変わらず 119
◎騰落レシオ(25日)141.97%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+4.55%
75日線比+11.06%
◎為替
(対ドル) 119.93
(対ユーロ)147.51
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
205.8円(+ 0.3円)153,407千株
2.ユニチカ <3103>
64円(± 0円) 87,246千株
3.三菱UFJ<8306>
689.0円(- 0.8円) 60,694千株
4.マーベラス<7844>
1872円(- 115円) 44,951千株
5.神戸製鋼 <5406>
205円(+ 1円) 40,570千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13860円(+ 270円)127,091百万
2.マーベラス<7844>
1872円(- 115円) 87,365百万
3.トヨタ自 <7203>
7730円(+ 138円) 79,266百万
4.ソフトBK<9984>
7803円(- 10円) 52,585百万
5.三菱UFJ<8306>
689.0円(- 0.8円) 41,979百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1270万株 買い1830万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が5日連続高、前日比166円(0.94%)高の1万7887円と連日で年初来高値を更新して取引終了です。
昨晩のNYダウが33ドル高で史上最高値を更新、円相場も1ドル=119.90円台と120円目前の円安に進行したことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。本日の朝刊各紙が衆院総選挙で与党が優勢とする世論調査の結果を伝え、株高・円安の背景となっている安倍政権の政策が継続するとの安
心感も買いを誘い、終日高い水準の値動きで推移しています。売買代金は概算2兆3985億円、上海総合指数は本日も大幅高、119ポイント(4.3%)高の2899と3000の大台に迫ってきています。
業種別では、ゴム、紙パ、空運、繊維、自動車、化学、電機などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、トヨタ自動車が5日連続高。138円高の7730円と連日で年初来高値を更新です。為替市場で円相場が1ドル=120円目前まで円安・ドル高に進んでおり、好感した買いが膨らんでいます。トヨタは14年10月~15年3月期の収益予想の前提為替を1ドル=105円に設定。1ドルにつき1円の円安が営業利益を年間で400億円程度押し上げるだけに、収益上振れ期待が高まっています。
日清紡が88円高の1326円と8日連続高、連日で年初来高値更新です。11月6日に好業績と自社株買いを発表して以降、買いに弾みが付いて上げ足加速となっています。
為替相場の円安・ドル高進行を背景にした収益拡大期待から東レも25.9円高の978.5円と上昇、1000円乗せ目前となっています。
東京エレクトロンが9日連続高、260円高の8770円と連日で年初来高値を更新です。半導体製造装置などの国際展示会「セミコン・ジャパン2014」が3日に東京ビッグサイトで開幕。装置市場の先行きについて出展各社から明るいコメントが出ており、業績向上を期待した買いが入っています。半導
体検査装置大手のアドバンテストも47円高の1474円と値を上げています。
良品計画が3日連続高、130円高の1万4040円となっています。2014年3~11月期の連結経常利益が前年同期比1割強増え、200億円前後になった模様と報じられ、3~11月期として3期連続で過去最高を更新することから好感した買いが入っています。中国などアジアを中心に海外事業が伸
び、円安も収益を押し上げています。
その他、日立が17.2円高の928.5円、日本電産が213円高の8140円、医用電子機器の日本光電が170円高の6410円、電子部品のアルプスが92円高の2485円、TDKが130円高の7770円。ファナックが455円高の2万0865円、Gショック好調でカシオが86円高の197
2円といずれも年初来高値更新。
ジェネリックの日医工も7円高の1912円と年初来高値更新、認知症治療薬の開発進展期待でエーザイがが228円高の4695.5円と連日で大幅高です。
本日の新高値銘柄は、大和ハウス、積水ハウス、カルビー、アサヒ、日清紡、東レ、旭化成、住友化学、日産化学、電通、エーザイ、日医工、中国塗料、ブリヂストン、住友鉱山、日立、日本電産、日本光電、アルプス、TDK、カシオ、ファナック、村田製作、トヨタ、東京エレク・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・国交省、ニュータウン再生で新法検討 高齢化に対応
・11月の車名別新車販売、首位「アクア」2カ月連続
・国交省、車メーカーにエアバッグの調査リコール指示
・ホンダ、米で600万台リコール エアバッグ問題で
・住友化学、デュポンの農業用殺虫剤事業の買収で合意
・11月第4週の部門別動向、海外勢6週ぶり売り越し
・米地区連銀報告、景気拡大続く 原油安が消費に貢献
・英、多国籍企業に対する課税強化 利益移転を問題視
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【3】主な投資判断 **
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[メリルリンチ証券]
引上げ B→A
(6952)カシオ 1,800→ 2,400円
[UBS証券]
据置き A
(1605)国際石油開発帝石 1,730→ 1,470円
据置き A
(4681)リゾートトラスト 3,000→ 3,180円
引上げ B→A
(3407)旭化成 800→ 1,300円
据置き A
(7261)マツダ 3,200→ 3,900円
[ゴールドマンS証券]
引下げ A→B
(7202)いすゞ自動車 1,650→ 1,700円
[SMBC日興証券]
据置き A
(2502)アサヒ 4,160→ 4,650円
引下げ A→B
(1332)日本水産 450円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(4681)リゾートトラスト 3,000→ 3,180円
据置き A
(6501)日立 1,000→ 1,350円
[みずほ証券]
据置き A
(3402)東レ 770→ 1,060円
据置き A
(6856)堀場製作所 5,000円
据置き A
(6923)スタンレー電気 2,860→ 3,000円
据置き A
(7248)カルソニックカンセイ 770→ 780円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】売買成立の原則 **
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株価が決定するにはいくつかの原則あるいは優先順位があります。確認の意味であらためてご紹介させていただきます。
【1】価格優先の原則
買い注文の場合、より高い値段で出した買い注文が優先され、先に執行され ます。その逆に、売り注文の場合は、より安い値段で出した売り注文が優先されます。もちろん、成り行き注文は指値注文よりも優先されます。
※注文のイメージは「売り注文」は上から降りてくる感じで、「買い注文」は下から上がってくる感じです。また、指値注文とは、売り指値の場合、「買い注文」を待つ状態で、買い指値の場合、「売り注文」を待っている状態です。成り行き注文は、「買い注文」あるいは「売り注文」があるところまでこちらから行ってあげるわけです。
【2】時間優先の原則
実際の取引では同じ値段で大量の注文が出てきます。その場合、時間的に早いものを優先させます。これをザラバ方式といいますが、これとは別に「板寄せ方式」もあります。※寄り付きと大引けの間を“ザラバ”と呼びます。
上記のようなルールで売買が成立する市場を「オーダー・ドリブン市場」と言います。
なお、「板寄せ方式」とは、約定値段決定前のすべての注文を価格的に優先順の高いものから対当させながら、数量的に合致する値段を求め、その値段を単一の約定値段として売買契約を締結させる方法で、寄り付きや引け値を決定する際に用いられます。
最後に、NYダウと日経平均株価は現在、よく似た数値となっています。為替を度外視した絶対値で二つの数値を単純に比較することに何の意味もありませんが、昨日は日経平均(高値1万7881円)がダウ(2日終値1万7879ドル)を約半年ぶりに上回る場面がありましたがそこから上げ幅を縮小。数値だけで見れば本日の日経平均の高値は1万7912円で、ダウ(3日終値1万7912ドル)と同値となっています。