61番目の男さんのブログ
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株式市場の出来高の限界を考える。
今日の日経平均は+380.64円と大幅上昇。これを見るとやはり先週はSQまでわざとらしく頭を押さえつけられていた相場だったのかなと考えてしまいます。為替は現時点で107.97円。ちょっと円安側にブレ過ぎでしょうか。このところ為替と株価が連動していないので円高局面は要注意になると思います。
さて、今日は出来高の話。私は短期資金が流入しているかどうかのバロメータとして出来高ランキングをよく参考にしているのですが、今の株式市場で1銘柄の出来高ってめったに1億株を超えません。出来高トップの常連は新日鉄と三菱UFJですが、超えても1億2000万くらい。先週のアツギみたいに、たまに出来高トップを他の銘柄がさらっていくこともありますが、でも1億5000万を超える出来高を付ける銘柄はありません。(データを確認したわけではないので超えているものもあるかもですが)
んでふと思ったのですが、1億5000万株というのは9時から15時まで開いている日本市場の物理的な限界ではないのかと。まずトレード時間が決められていますし、例え大量の資金が株式市場に流入しても、トレードが成立するには買い手と売り手の両方が必要ですので、その両者がさかんに売買を繰り返してようやく得られるのが1億5000万株という出来高なのでしょう。資金自体は流入しても、ザラ場に張り付いている金融関係者はある程度限られるでしょうからね。
こう考えると、少なく見積もっても1億株を付けた銘柄というのはそれを維持できない限りはそこが頂点、と考えて良さそうです。逆の視点で見れば、元々出来高が多い銘柄は上下の幅もある程度限られてしまいます。中小型株の方が成長株としては旨みがあるのもそこらへんが理由なのでしょうね。
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確かに株式市場は売買高減ってますね。その代わり円安進行で・・・あ~1ドル95円付けた時に外貨に換えておけばよかった、と今更ながら思っている61番目でした。