本日、ウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会があるが、市場関係者の中では、大幅な減産の決定が見送られた場合、原油価格が60ドルまで下落する可能性があると予想しているようだ。米シェール・オイルを含む供給量の増加と需要の伸び鈍化(石油需要の減少、ハイブリッド車などの普及によるガソリン需要の減少など)が原油価格の下落要因だ。OPECの減産規模は、加盟12か国全体の生産目標を日量300万バーレル引き下げするかどうかを協議するとみられるが、仮に日量50万バレル程度にとどまった場合は売りが出やすく