最近の大半の日本人は思考停止だ。
円高の時はそれで中小企業が死んでしまうと騒いでいたのに、円安になるとまた物価が上がって、中小企業がやられてしまうみたいなことをぬかす。
消費税増税もダメ、円高もだめ、円安もダメ、消費税増税をやめてもダメ、ダメ、ダメ、ダメ、そして弱者を救えとかみんな幸せにみたいな女子高生の思いつきみたいなことをいい大人が真顔で言う。
これは共産党とか社民党のロジックなんだけど、一体どれぐらいの人がこのことに気づいているんだろう。100%の人々が幸せにならないとだめってロジック。そして100%の人が幸せになるために、90%の人が不幸になっても構わないという極めて非論理的なロジックだ。
アベノミクスに対する批判でも、普通の人がまるで共産党の受け入りみたいなことを言っているのを耳にしてうんざりするね。
大企業だけが儲かってるとか、物価が上がるだけでいいことがないとか、円安で外国に資産が吸い取られるとか、すべて共産党の受け入り。
物事には表裏一体がある。大企業がもうからないで大半の中小企業が儲かるってのはありえない。デフレでGDPが上がるわけがない。GDPが上がらなければ給料も増えない。インフレにしないと全体の雇用も増えない。それをデフレを続けて物はできるだけ安く買い、雇用も回復させ、経済成長を成功させて給料も増やし、正社員も増やすみたいな誰も痛まないことばかりを願う本当にずうずうしいやつらが増えた。
世界平和を願っていますというと、その答えは間違いではなくなる。でもそれは限りなく何も具体的なことを考えていないということに等しい。それが共産党がやっているロジックだ。
アベノミクスに問題がないとは言わないが、反対する人はもう少し共産党に染まらず論理的に反論してほしい。そうじゃないと反論する気すらうせる。それぐらいレベルが低いんだよね。
僕は今回の安倍さんの決断を支持する。前から消費税を再度増税すれば、安倍政権は終わると書いてきた。そして何とか阻止しようという手がこの手段だったんだろうね。
今回の決断に反対している人たちは消費税を増税しても構わないと言っているのと同じ。消費税増税を反対する人が今回安倍さんの決断を批判することは論理的には共産党と同じことをやっていると思う。
僕らは一度民主党で懲りた。死にそうになった。あのあまりにもナショナリティを感じさせない非論理的なやり方に。あの時のくやしさを僕は絶対に忘れない。