「一歩」と言えば何を連想するだろうか?
季節は秋、河原をフード付きのスエットを着た男が黙々と走って近づいて来た。
彼こそ世界チャンピオンとなる男「鷹村」である。
一歩は鷹村にイジメられていたところを助けられ、彼が舞い落ちる十数枚の木の葉にジャブを打つかの如くパンチを繰り出し、一瞬にして掴んだのだ姿に憧れチャンピオンを目指す事になった。
時は平成2年だったはずwそして24年の歳月をかけて今や幕ノ内一歩は世界ランカーとなった。
漫画の世界での話ではあるが、この幕ノ内一歩という男は決して器用ではないし、俊敏な男でもない。
ただ、努力する事にかけては天才的な愚直さを持った男である。
鴨川会長は、「努力した者が必ず報われるとは限らない。しかし、世界を制した者は、すべからく努力しておる。」と一歩に教えた。
私に投資の才能があるかと尋ねられれば、むしろ才能には乏しいと言わざるを得ない。
だからこそ、私も株の世界では一歩に似た道を歩もうと考えている。
愚直に高配当優良株のみを現物で買い積み上げて行こうと思っている。
積み上げた山は高ければ高いほど崩れた時のショックは大きなものになるかも知れない。
しかし、成し遂げた時の山も大きくなるはずである。
これからはインフレの時代であり、デフレで世界を生きていけない事は前民主党政権が証明してくれた。
また、デフレ社会を続けた結果、世界一のお金持ちであった英国ですら混乱に陥り、そのツケとしてスコットランドの独立選挙を行うに至るほど弱体化したというその先の結果も実証済みである。
日本は英国の20年後を確かに歩んでいるはずなのである。
幕ノ内一歩には、釣り船で鍛えた強い足腰と強いパンチ力があった。
私には一歩ほどの才能すらない。だからこそ一歩づつを踏みしめて投資するしかない。
日本の政治も同じである。信任していない、むしろ背任していると思えるマスゴミが裏で暗躍し、まるで選挙の当否を決定させるかの如く、偏向した内容のニュースや記事を並べ立てる。
マスゴミにより民主主義が否定されていると言っても過言ではないのが現状である。
だからこそ正しい目を持って選挙への一歩を踏まなければならない。
マスゴミに侵されさえしなければ、このまま株価も上昇と下落を繰り返しながら日経平均2万を目指すと見る私の目はやはり才能の欠片すらないのかも知れない。
雑談ですが、幕ノ内一歩は世界一位に破れ、鷹村から見苦しく言い訳しろと言い放たれた。
潔く負けを認めない姿の奴にはまだ火種が残っていると幕ノ内一歩に語り、一歩と出会った木の立つ場所に線をを引いた、ここから先は人外の者だけが棲む場所だと・・・。
まさか、私も人外への道を踏み出そうとしているのかも(笑)