WoW!Korea 11月4日(火)21時39分配信
先月の31日、日本銀行が発表した追加金融緩和策で韓国の金融街では「円安恐怖」が巻き起こっている。
円の急落によって、世界市場で韓国企業の価格競争力が一気に低下し、輸出経済が大打撃を受けるという不安感が広がったからだ。
円とウォンの為替レートは、100円が950ウォンを切り、2008年8月以降、6年ぶりに円の最安値を更新した。
そして3日、韓国を代表する自動車メーカー「現代(HYUNDAI)自動車」の株価は5.9%急落し、2010年10月以来となる安値を更新。「起亜(KIA)自動車」や「現代モービス」もそれぞれ5.6%、4%急落した。
これで、韓国の「自動車3強」の時価総額は、1か月半で2兆円以上吹き飛んだ形となった。
電気、自動車、鉄鋼、造船など、日本と重なる産業構造を持っている韓国の経済にとって「円安」は大きな脅威となっている。
現地のネットユーザからは、次のようなコメントが相次いでいる。
「製造業では中国に追いつかれ、技術力では日本にかなわない韓国」
「世界の外国為替市場にはウォンと円の直接取引市場が存在しない。韓国政府は介入することもできず円安被害を指を加えて眺めるしかない。」
「結局は金融危機が訪れても他国の救済に依存するしかないのだ」
「こういう時こそ技術開発や品質管理に徹底するべきだ。」
「家電ではやっと日本を追い越したのに、たかが為替レートでやられるのは悔しすぎる」
「円は世界的に安全資産と認識されているが、北朝鮮リスクを持つ韓国のウォンはまだまだマイナーの通貨にすぎない。実に悲しい現実だ 」
「韓国も日本も巨額の負債を抱えているとはいえ、日本は国内企業と国民たちがお金を持っているから、いざというときはこういうふうに為替攻勢に打って出られる。」
「まさに、為替戦争勃発だね。銃はないけど、破産して自殺する人は増えるだろうな」
「日本は技術力もあるんだから、為替でなく技術で正々堂々と勝負しろ」
「韓国の銀行資本はほとんどが外資系保有だし、一部の大企業が外貨を独占している。為替戦争すらできない。」
「日本には世界で通用する特許や技術も多く、人々は職人精神や秩序正しい国民性を持っている。日本円も世界市場で認められているのではないか。我々も韓国ウォンも見習わなきゃ」
「量的緩和のような一時的なマネーゲームはいずれ日本経済の毒になるだろう」
「アベノミックスもそうだけど、金融政策で無理やり為替レートをいじったら副作用が出るよ。」
「頼みだった価格競争力がなくなり、日中に挟まれたサンドイッチ状態だ」
「中国と日本に挟まれた韓国経済は風前の灯火、まるで日清戦争の時のようだ」