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【１】ＮＹ市況 ＊＊
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□ダウ工業株
１７３８３.８４（＋ １７.６０）△０.１０％
□ナスダック
４６２３.６４（－ １５.２７）▼０.３３％
□Ｓ＆Ｐ５００
２０１２.１０（－ ５.７１）▼０.２８％
□ダウ輸送株
８７９８.９１（＋ ３１.０８）△０.３５％
□半導体株（ＳＯＸ）
６４２.９９（－ １.７８）▼０.２８％
□ＮＹ原油先物（１２月限）
７７.１９（－ １.５９）
□ＮＹ 金先物（１２月限）
１１６７.７０（－ ２.１０）
□バルチック海運指数
１４８４ （＋２８）
□為替
（対ドル）１１３.６２
（対ユーロ）１４２.５５
□ＣＭＥ日経２２５先物
１６９４５（＋２３５）※大証比
４日のＮＹ株式市場は、原油安が重石となりましたが、前日終値を挟み小動きでした。ダウは小幅反発、ナスダックは４営業日ぶり小反落です。
最大の原油輸出国であるサウジアラビアが米国向け原油価格を引き下げることや、世界的な需要減の中で石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国が減産で合意できていないことなどから原油（ＷＴＩ）は下げ足を速め約３年超ぶりの安値となったことを受けて、シュブロンなどのエネルギー株が下げたことが相場を圧迫。
欧州連合（ＥＵ）の欧州委員会がユーロ圏の経済成長率見通しを下方修正したことや、９月の米貿易統計で輸出が５カ月ぶりの低水準に落ち込み、予想外に赤字額が拡大したことで、世界経済の失速懸念が強まったことも相場の重石となりました。
この日は中国電子商取引最大手アリババ集団がＮＹ上場後に初めての四半期決算を発表しましたが、１株利益が市場予想を上回ったことを好感して同社株が上昇したこことが相場を下支えしました。中間選挙の結果判明を控えて様子見ムードもあって主要指数は小幅な変動で取引を終了しました。
Ｓ＆Ｐ業種別指数では、エネルギーや素材、一般消費財などが下げた一方、生活必需品などが堅調でした。
個別銘柄では、好決算を発表したアリババが４％の上昇で上場来高値を更新。アリババの主要株主のヤフーもしっかり。好決算を発表した事務用品販売のオフィスデポは急伸。デルタ航空やユナイテッド・コンチネンタルなどの航空株、トラック輸送のＪＢハントなど、原油相場の下落の恩恵を受けやすい輸送株の一角が物色されています。
一方、原油安でエクソンモービルやシェブロン、ハリバートンなどのエネルギー株が軒並み安。景気動向に敏感なアルコアやキャタピラーなども下落。失望決算から高級服飾のマイケル・コースや旅行予約サイトのプライスラインなども大幅安となっています。
ダウ構成銘柄では、プロクター＆ギャンブル、ウォルマート、スリーエムなどが上昇した一方、キャタピラー、ディズニー、ＪＰモルガンなどが下げました。
ＮＹ原油先物（ＷＴＩ）は、根強い供給過剰の懸念から売りが優勢となり４営業日続落。終値としては２０１１年１０月４日以来、約３年１カ月ぶりの安値水準となりました。金先物相場も５営業日続落と引き続き弱く、約４年３カ月ぶりの安値水準で推移しています。
バルチック海運指数（ＢＤＩ）は３連騰で、３月２６日以来およそ７カ月ぶりの高水準です。
ＣＭＥ日経２２５先物は、円建ては１６９４５（大証比２３５円高）、ドル建てが１７０００（同２９０円高）で取引を終了しました。
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【２】主な注目材料とニュース ＊＊
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☆注目材料
昨晩のＮＹダウは、前日比１７ドル高の１万７３８３ドルとなっています。１０月３１日に付けた史上最高値（１万７３９０ドル）にあと７ドルと迫っています。
シカゴ日経平均先物は１万６９４５円と昨日の東京市場の日経平均株価１万６８６２円と比べて８０円ほど高い水準となっています。
今朝６：２８の円相場は、対ドルで１ドル＝１１３円６４銭前後（昨日１６：００台は１１３円５５銭）で推移しています。対ユーロは１ユーロ＝１４２円５５銭前後（同１４２円０５銭）とやや円安が進行しています。
ＮＹ原油は４日連続安、前日比１．５９ドル安の１バレル＝７７．１９ドルとなっています。終値ベースで２０１１年１０月上旬以来、約３年１ヵ月ぶりの安値水準となっています。サウジアラビアが米国向けの販売価格を引き下げると伝わったことや米原油在庫の増加観測を背景に売りが出ています。
ＮＹ金価格は小幅安、前日比２．１ドル安の１トロイオンス＝１１６７．７ドルと５日連続で値下がりしています。終値ベースで２０１０年７月下旬以来、約４年３ヵ月ぶりの安値水準となっています。
昨日の日経平均株価は大幅高。前週末比４４８円高の１万６８４２円と４日連続で上昇しています。取引開始直後の９時０９分には７１３円高の１万７１２７円を付け、１万７０００円台に乗せる場面がありました。
東証１部の売買代金は５兆４３０４億円と１３年５月２３日以来、約１年５ヵ月ぶりの高水準となっています。
ファーストリテイリングが昨日発表した「ユニクロ」の１０月の国内既存店売上高は、前年同月比１０．５％増と３ヵ月連続で前年実績を上回っています。気温の低い日が多く、秋冬物衣料の販売が好調に推移しています。
本日は、１３：００台に伊藤忠、１４：００台は日本製紙、ＩＨＩ、１５：００台は注目のトヨタ自動車、サントリーＢＦ、楽天などが決算発表を予定しています（詳細は下記参照）。
１１：３０から黒田日銀総裁が共同通信社「きさらぎ会」で講演を予定しています（都内）。
海外では、アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）高級事務レベル協議（～６日、北京）、英中銀金融政策委員会（～６日）、１０月のＡＤＰ全米雇用報告、１０月の米ＩＳＭ製造業景況指数の発表などが予定されています。
本日、３月期第２四半期（４～９月）の決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。
【１０:００台】
リンナイ（５９４７）
【１１:００台】
カカクコム（２３７１）
帝人（３４０１）
【１２:００台】
双日（２７６８）
【１３:００台】
日水（１３３２）
キッコマン（２８０１）
旭化成（３４０７）
三井化学（４１８３）
日医工（４５４１）
伊藤忠（８００１）
【１４:００台】
日本紙（３８６３）
菱ガス化（４１８２）
ＩＨＩ（７０１３）
【１５:００台】
トヨタ（７２０３）
参天薬（４５３６）
テルモ（４５４３）
ミネベア（６４７９）
シスメックス（６８６９）
いすゞ（７２０２）
三菱食品（７４５１）
１２月期第３四半期：
サッポロＨＤ（２５０１）
サントリＢＦ（２５８７）
楽天（４７５５）
【１６:００台】
宝ＨＬＤ・・・等々。
◆主なニュース
・領収書の電子保管、企業に容認 来年にも、税務規制を緩和
・来年１０月の消費再増税、景気巡り賛否 点検会合スタート
・日米、メタンハイドレート開発で協力 年内にもアラスカで
・日産、純利益２５％増 ４～９月、欧米など世界販売が好調
・ピーチ、今冬増便へ 機長不足の解消進む、減便前に回復も
・三菱商事、香港社と航空機リース事業 合弁へ１５機を移管
・セコム、３年連続最高 ４～９月経常益１割増の７００億円
・ソフトバンク、今期営業１６％減益 米子会社のコスト増で
・米ＩＢＭ、型破りに託す 日本法人社長が最大部門トップに
・米中間選挙、上院は過半数の攻防 激戦州８州、投票始まる
◆経済指標等
・マネタリーベース（１０月、日銀）
・毎月勤労統計（９月速報、厚労省）
・国内ユニクロ売上高（１０月、ファストリ）
・ユーロ圏小売売上高（９月）
・米住宅ローン申請指数（週間）
・米ＡＤＰ雇用報告（１０月）
・米ＩＳＭ非製造業景況感指数（１０月）
・米石油在庫統計（週間）
◆その他
・日銀総裁講演
・主な決算
サントリＢＦ（２５８７：サントリーＨＤの中核子会社）
キッコマン（２８０１：しょうゆ最大手）
日本紙（３８６３：製紙国内２位、うち洋紙１位）
楽天（４７５５：ネット通販で国内双璧）
いすゞ（７２０２：国内トラック製造販売大手）
トヨタ（７２０３：自動車メーカー世界首位）
伊藤忠（８００１：衣料や中国ビジネス強く、傘下にファミマ）
・海外決算
クアルコム（無線通信技術）
ニューズコープ（メディア）
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【３】心に残る名言 ＊＊
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思い切って悲惨な失敗をする勇気のある者は、大成功を収め得る。
ジョン・Ｆ・ケネディ（第３５代アメリカ合衆国大統領）
