強力な上昇相場を演じている株式マーケット。ここまで10月17日(金)に付けたザラ場安値1万4529円から昨日の終値1万6862円まで立会日数僅か11日で値幅にして2333円、率にして16%という上げとなっています。
振り替えりますと、日経平均株価は9月25日に1万6374円の高値を付けてから下落に転じ、10月17日のザラ場安値1万4529円まで値幅にして1845円、率にして11%の下げを演じました。その際の市場は弱気ムード一色、アベノミクス相場の終わりという声があちこちから聞こえてきました。
それでも、やはり「相場は悲観の中で生まれます」。その10月17日に的中率の高い騰落レシオが69%と底値暗示のシグナルを点灯。そこで新たな相場は生まれました。翌日に今年2番目の上げ幅となる578円高、10月31日には今年最大の上げ幅となる755円高を記録して一気に年初来高値を更新。そして、昨日も448円という大幅高となっています。
例年秋相場は10月に下押しする習性があり、昨年は10月8日の安値を大にして上昇開始。一昨年は10月15日の安値を底にして大相場の始まりとなっており、今年も10月17日に底打ちしていることから見事に習性・アノマリー通りの動きとなっています。
巷からは、「買う前に上がってしまった」という声が多く聞こえてきますが、それでも心配は要りません。相場は上がってきたとはいえ、まだまだ序の口。ここからが本番です。来るべくクリスマスラリー、新春相場、そして大空に舞い上がる鯉のぼり相場を経て大きな大きな果実となって実を結ぶ可能性は高いです。