それにしても日銀による追加緩和の発表は実にタイムリーだったと思います。
但しそれは日銀を称賛しているのではなく、むしろ嫌味ですが!
何故なら、敢えてQE3終了のタイミングに照準を合わせたということは
消費税増税を前提とした株価対策に一役買ったに過ぎないと考えるからです。
おまけにGPIF改革というオマケ付きだけに、まんまとその作戦は大成功を収めました。
まさに日銀は日本最強の仕手筋であることを証明した訳です。
日本最強の仕手筋と世界最大の投資ファンドが手を組んで株価を上げると明言したのですから
株価が暴騰しない筈はありません。
週末のCMEが一気に17000円を突破したことからも世界の注目度が解かります。
しかし日銀やGPIFに株価を上昇させる力はあっても
果たしてファンダメンタルズを改善させる力があるでしょうか?
そこが大きな問題だと思います。
要は仕手株の末路と同じ経過を辿る可能性が大いにあるということで
異次元緩和を発表した後の株価推移を思い起こせば想像出来るでしょう。
午前中に「追加緩和で上がる株」というタイトルの日記を書いたばかりですが
正確には一時的に上がる株という意味であって
最終的に上がる株は業種ではなくファンダで決まると思います。
確かに金融緩和の恩恵を受ける業種とそうでない業種はありますが
仕手筋が売り抜けた後の相場を連想すれば解かる様に
ファンダが伴っていない銘柄は二度と草も生えません。
海外勢も今は日本政府ぐるみの仕手戦に乗っかる方が得策だと判断しているかも知れませんが
何れ日本の実体経済を見て評価する筈です。
円相場が1ドル115円は時間の問題、120円も視野に、などと東京株式市場はお祭り騒ぎですが
果たしてこれ以上の円安が実体経済を良くするかどうかは、政府の経済政策次第で決まります。
取り敢えず今注意したいのは安倍政権の支持率ではないかと考えています。
急激な円安で一消費者として、この様にならないことを切に願っています (-""-;)
因みにお値段据え置きで内容量が減った食品の例を幾つかご紹介します。
こうした商品が今後どんどん増えても可笑しくありませんよね
◇並べて比較しないと案外気付かないこともありそうです
◇一見同じに見えますが内容量はしっかり減ってます