<マッサン>好調の理由は?◇ヒロインはダイアナ妃のような日本人好み
夫を支えるために奮闘するエリーを演じるフォックスさんも話題で、稲増教授はその魅力を「英国のダイアナ妃のような日本人の好きな外国人のルックス」と説明。
「ごちそうさん」では杏さん、「花子とアン」では吉高由里子さんと、朝ドラはここのところ人気女優をヒロインとして起用してきたことから、放送前は、未知数のフォックスさんの演技が注目されてきたが、稲増教授が「キャスティングの妙でうまくキャラクターにはまったという印象」と語るように好評のようだ。
また、稲増教授が「玉山鉄二さんはメークと雰囲気があんなにドラマにはまると思わなかった。サスペンダーとか帽子、髪形などでこれまでにない朴訥(ぼくとつ)とした雰囲気を出していてすごく成功していると思う」と話すように、玉山さんの奮闘ぶりも注目を集めている。
第2週以降、ベタな関西ノリが展開され、西川さんのほか、食堂・こひのぼりの店主役の及川いぞうさん、住吉酒造の好子役の江口のりこさん、池田役の前野朋哉さんら個性的な脇役が続々と登場しており、稲増教授は「中でも堤真一さんが光っている」と堤さんを絶賛する。
堤さんが演じる鴨居欣次郎(きんじろう)は、国産初のウイスキーづくりを実現する鴨居商店の社長。器が大きく、部下や周囲の人から信頼され、柔軟かつ独創的なアイデアで、時代を切り開いていこうとする。まじめで愚直にも見える政春とは対照的で、稲増教授は「人情、夢を追いかける人生、それに加えて新しいものをどんどん取り入れる破天荒なキャラクターが魅力的」と説明する。