■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価終値は+104円の15,658円と続伸。TOPIXも+8.26の1,278.90ポイントと続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は小反落。米連邦準備理事会(FRB)はこの日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定し、労働市場をめぐる判断を強めて景気回復に自信を示しました。個別では第4・四半期の売上高伸び率鈍化や来年の支出増大を発表したフェイスブックが6.1%安と下落。化学のデュポンは投資家のネルソン・ペルツ氏からの事業分割提案がこれまで株価を押し上げてきましたが、同社は事業の一体的経営が「競争上の優位」をもたらすと表明、これを受け1.7%下落しました。

 東京株式市場は、米NY株式市場は下落しましたが、為替で円安が進行しシカゴ平均株価先物も高く回ってきたことから、買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+43円の15,596円と小高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も買い優勢の展開は続きジリ高の動きとなり+82円の15,636円で前場の取引を終えました。後場に入っても崩れることなくしっかりとした動きが続き+104円の15,658円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は上向き継続。短期基調も上向き継続となっております。日経平均株価の日足は窓空け陽線を形成しております。「二空」です。
 市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を受けドル高/円安が進行したことで、主力輸出株が買われた」「テクニカル的な抵抗線を突破し、地合いとしては良好だ。また日銀が、明日ではないとしても、いずれ追加金融緩和に踏み切らざるを得ないのではないか、との見方も広がりつつあり、円安期待感が市場心理を下支えしている」などと指摘されております。

 日経平均株価は高値・安値を切り上げる反発継続の動きが続いております。先日からお伝えしておりましたが、日経平均株価の9月25日の16,374円から17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落に対する下げ幅の半値戻し15,451円を上回り達成、本日はその位置から更に上昇を続け過熱感が高まっております。
 昨日の224円高、更に本日の104円高と続伸してしまったことから一気に過熱感が高まりました。
 明日以降は『戻りいっぱい、過熱感の高まり』から再下落開始の流れが始まることが予想されます。注意が必要です。
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