概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
16974.31(- 31.44)▼0.18%

□ナスダック       
4549.23(- 15.06)▼0.33%

□S&P500      
1982.30(-  2.75)▼0.14%

□ダウ輸送株       
8714.96(- 44.34)▼0.51%

□半導体株(SOX)    
624.19(+  0.73)△0.12%

□NY原油先物(12月限)  
82.20(+ 0.78)

□NY 金先物(12月限)
1224.90(- 4.50)

□バルチック海運指数   
1428   (+33)

□為替      
(対ドル)108.90 
(対ユーロ)137.52

□CME日経225先物 
15670(+100)※大証比



 29日のNY株式市場は、早期利上げへの警戒感が強まったことや目先の利益を確定する売りでダウは5営業日ぶりに反落しました。

 アジアや欧州の株式市場が総じて高かったことや企業の7~9月期業績もおおむね良好なことからNY株は続伸して始まりましたが、午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え徐々に様子見ムードが強まりました。

 米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日のFOMCで、国債などを買い入れて大量の資金を市場に供給してきた「量的緩和」を予定通り今月で終了することを決定。FOMC後の声明では、ゼロ金利政策については「相当な期間維持する」との文言が残されました。ただ、FRBは雇用市場の改善に言及し、「経済指標の改善が加速すれば利上げは予想より速くなる」と明記したことで利上げ時期の前倒しが意識されました。

 声明発表後、市場は米債売り(金利は上昇)、ドル買いで反応。NY株も売りが強まりダウは瞬間的に100ドル超下落しましたが、引けにかけては落ち着きを取り戻しています。ダウは前日まで4日連続で上昇し、4週ぶりに1万7000ドルに乗せていたことから目先の利益を確定する売りも出ました。

 S&P業種別指数では、金融やエネルギーなどがしっかり。素材、資本財、一般消費財などが軟調でした。

 個別銘柄では、好調な決算を発表した鉄鋼のUSスチールが大幅高。同じく好業績を手掛かりに医療保険のエトナやウェルポイントも上昇。アップルやマイクロソフト、インテル、グーグルなどの主要ハイテク株は声明発表直後に一時下落に転じましたが引けで値を戻し小幅高で取引を終了しています。

 前日夕に決算を発表した交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックが大幅安。前日大きく下げた短文投稿サイトのツイッターは売りが止まず続落。バイオ医薬品のギリアド・サイエンシズも決算が失望され下落。また、化学のデュポンやダウ・ケミカル、非鉄のアルコア、産金のニューモント・マイニングなど素材株の下落も目立ちました。

 ダウ構成銘柄では、ファイザーやコカコーラ、ジョンソン&ジョンソン、メルク、インテルなどが上昇し、デュポン、キャタピラー、ビザ、ゼネラル・エレクトリックなどが下げています。

 NY原油先物は続伸。週間の在庫統計で原油在庫が市場予想ほど増加しなかったことから買い戻しが優勢となりました。金先物は反落。量的緩和の終了で資金流入が細るとの見方から軟調に推移しました。バルチック海運指数(BDI)は9連騰で、3月26日以来およそ7カ月ぶりの高水準です。

 CME日経225先物は、円建ては15670(大証比100円高)、ドル建てが15695(同125円高)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比31ドル安の1万6974ドルと5日ぶりに値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万5670円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5553円と比べて120円ほど高い水準となっています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=108円90銭前後(昨日16:00台は108円02銭)と円安が進行しています。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を重んじる「ハト派」寄りではなかったとの見方から米長期金利が上昇。日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買い(円安・ドル高)の動きとなっています。

 対ユーロは1ユーロ=137円52銭前後(同137円65銭)で推移しています。

 NY原油は、前日比0.78ドル高の1バレル=82.20ドルと2日連続で上昇しています。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が前週比210万バレル増と市場予想の340万バレル増を下回っています。原油供給過剰に対する過度な不安が後退し、買いが入っています。

 NY金価格は、前日比4.5ドル安の1トロイオンス=1224.9ドルとなっています。

 =FRB、量的緩和終了を決定 ゼロ金利は維持 =

 米連邦準備理事会(FRB)は昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)に伴う資産購入を10月いっぱいで終了することを決めています。声明では事実上のゼロ金利政策について、量的緩和策の終了後も「相当の期間」維持するとする表現をそのまま踏襲しています。その上で、「経済指標の改善が加速すれば利上げは予想より速くなり、改善が遅れれば利上げも後ずれする」としています。景気回復が早まれば引き締めが早まる可能性があることを併記しています。


 昨日の日経平均株価は大幅高。前日比224円高の1万5553円と1万5500円台に乗せています。

 チャート上からは、9月25日のザラ場高値(1万6374円)から10月17日の同安値(1万4529円)までの下げ幅に対する半値戻し(1万5451円)を達成しています。更に25日移動平均線(1万5514円)と75日移動平均(1万5516円)を上抜いています。次は一目均衡表の雲の上限である1万5917円突破から心理的節目の1万6000円を目指す展開が想定されます。

 日立製作所は昨日、15年3月期の連結業績見通しを上方修正しています。売上高は前期比1%減の9兆5000億円(従来予想は9兆4000億円)、営業利益は9%増の5800億円(同5600億円)、純利益は6%減の2500億円(同2300億円)としています。情報システムやインフラ関連、自動車部品などが好調に推移しています。営業利益は2期連続で過去最高益を更新する見通しです。

 本日は、主要企業の決算発表が相次ぎます。13:00台は新日鉄住金、三菱電機、14:00台は東京ガス、15:00台はキリンHD、武田、富士フイルム、東芝、富士通、16:00台はOLC、京セラなどが予定しています(詳細は下記参照)。

 15:00に10月第4週(10月20日~10月24日)の投資部門別売買動向が発表されます。10月第3週(10月14日~10月17日)は、外国人投資家が3週連続で売り越し、売越額は4076億円(前週は3370億円の売り越し)となっています。8月第1週(4571億円の売り越し)以来、約2ヵ月半ぶりの高水準です。

 一方、個人投資家は4週連続で買い越し、買越額は3874億円(前週は2930億円の買い越し)となっています。8月第1週(4508億円の買い越し)以来、約2ヵ月半ぶりの高水準となります。年金基金の動向を反映する信託銀行は2週連続で買い越し、買越額は1894億円(前週は1265億円の買い越し)となっています。

 海外では、今晩は7~9月期の米GDP(実質国内総生産)速報値が発表されます。市場予想は年率換算(季節調整済み)で前期比3.1%増となっており、4~6月期比で1.5ポイント低下する見通しです。

 米主要企業の7~9月期決算発表で、今晩はマスター・カード、ニューモント・マイニング、スターバックスなどが予定しています。


 本日、15年3月期第2四半期(4~9月)の決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。


【11:00台】

大同特鋼(5471)
日清食HD(2897)


【12:00台】

エーザイ(4523)


【13:00台】

積水化(4204)
新日鉄住金(5401)
三菱電(6503)
ダイハツ(7262)
HOYA(7741)
小田急(9007)
    

【14:00台】

日清粉G(2002)
特殊陶(5334)
東ガス(9531)

   
【15:00台】

カルビー(2229)
野村不HD(3231)
イビデン(4062)
武田(4502)
富士フイルム(4901)
住友電(5802)
タダノ(6395)
東芝(6502)
富士電機(6504)
NEC(6701)
富士通(6702)
カシオ(6952)
日野自(7205)
オリックス(8591)
ANAHD(9202)
NTTデータ(9613)

12月期第3四半期:キリンHD(2503)

9月期本決算:サイバー(4751)


【16:00台】

OLC(4661)
京セラ(6971)・・・等々。


◆主なニュース

・日立、鉱山運営参画 豪リオと提携、ITでコスト1割減

・電力、自由化後も社債優遇 経産省、時限措置で投資促す

・関電、4~9月薄氷の黒字 「再稼働次第で通期赤字も」

・投信市場、地銀・信託連合 横浜銀・三井住友信託が提携

・東京ディズニーに「アナ雪」 17年にも、大型遊戯施設

・スカイマーク、単独赤字最大100億円超に 今期見通し

・任天堂「年末商戦で成否」 4~9月4年連続の営業赤字

・KDDI営業最高益、4~9月9%増、データ通信料牽引

・海運大手、収益力に差 4~9月、川崎汽は経常益上振れ

・G20、巨大銀の規制強化 自己資本増強、米欧主導で案



◆経済指標等

・対内証券売買契約(週間、財務省)

・貿易統計(10月上旬、財務省)

・自動車生産輸出実績(9月、自工会)

・建設機械出荷額(9月、建機工業会)

・部門別売買動向(週間、東証)

・米GDP(7~9月期速報値)

・米新規失業保険申請件数(週間)


◆その他

・2015年用の年賀はがき発売

・全国財務局長会議


・新規公開 
アルファポリス(東マ・9467)公開価格2,200円


・主な決算 
野村不動産(3231:マンション開発、分譲が主力)
      
OLC(4666:東京ディズニーランド・シー運営)
      
富士フイルム(4901:液晶フィルム、医薬等へ転換)
      
ガイシ(5333:ガイシ世界一)
      
新日鉄住金(5401:粗鋼生産世界2位、高級鋼板で圧倒的)
    
三菱電機(6503:FAが収益柱)
      
カシオ(6952:Gショックがアジアで想定以上)
      
京セラ(6971:コンデンサーなど電子部品大手)
      
ダイハツ(7262:トヨタ自動車グループで軽自動車首位)
      
ANA(9202:国内線首位、国際線2位)


・海外決算 
スターバックス(コーヒーチェーン)
      
マスターカード(クレジットカード)
      
ニューモント・マイニング(産金)
      
韓国サムスン電子


・米FRB議長講演




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【3】心に残る名言                        **
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  ヘンリー・ヴァン・ダイク(アメリカ牧師)
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