雑談

ヒロろんさん

 読書の秋と言われる今の時期、じっくり本を読むというのも魅力ある過ごし方です。

 ちなみに今は読書週間で、今年の標語は「めくる めぐる 本の世界」です。

 オンライン書店が存在感を増している現在と違い、昔は本との出会いの場は街の本屋や図書館、学校図書などに限られていました。その街の本屋の数は減少傾向が続いており、書店ゼロの市町村も300を超えるそうですが、その一方でこういった状況に危機感を抱く有志による手作りの私設図書館が増えています。


 ところで、読書と言いましても皆様さまざまに興味のあるジャンルが違うかと思いますが、ビジネスや投資においては兵法書もなかなかタメになります。

 兵法書は戦いにおける戦術を記したものですが、機を見て資金を投じたり引き上げたりする投資においても「兵法」ともいえる戦術が重要となり、投資に限らず参考になる部分がたくさんあります。

 世に兵法書と呼ばれるものはたくさんありますが、古代中国の兵法書では、かのナポレオンや武田信玄なども愛読していたとされる「孫子」があまりにも有名です。

 また、孫子を含む7つの兵法書を「武経七書」と呼び、兵法の代表的な古典とされますが、武経七書の中の一つ「六韜」は、まっすぐな針で釣りをしていたことで有名な太公望(周の祖、太公が待ち望んだ人物という意)と周の武王との問答形式で記された書物です。

 六韜は文・武・龍・虎・豹・犬の六つの編からなり、その中でも戦略に詳しい「虎韜」は源義経が鞍馬山の天狗からその奥義を学んだという逸話などでも有名で、奥義書や秘伝書などを言い表す「虎の巻」の語源にもなっています。
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