本日の日経平均株価終値は-58円の15,329円と小幅反落。TOPIXも-2.28の1,252.00ポイントと反落しました。
昨晩の米NY株式市場はほぼ変わらず。ゴールドマン・サックスが原油市場の動向について、潤沢な供給と低調な需要を指摘したうえ原油価格の見通しを引き下げました。これを受けて米原油先物価格は一時、節目となる1バレル80ドルの水準を割り込み、エネルギー株も売り物に押され軟調な動きとなりました。
東京株式市場は、米NY株式市場はほぼ横ばいとなり、為替は小動き、シカゴ平均株価先物は小安く回ってきたことから、やや売り優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は-25円の15,363円と小安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も上値は重くジリ安の動きとなり-116円の15,271円で前場の取引を終えました。後場に入るとやや買い戻しの流れとなり下げ幅を縮小し-58円の15,329円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調はフラットから上向きに転換。短期基調は上向き継続となっております。日経平均株価の日足は小陰線を形成しております。
市場では「中国、香港などのアジア株高が支えだが、全体は様子見気分が強い」「28・29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジションを傾けにくく、主要な投資家は積極的な売買を手控えている。国内初のエボラ出血熱感染は回避されたが、市場の警戒感は消えず相場の圧迫要因だ」などと指摘されております。
日経平均株価は高値・安値を切り上げる反発継続の動きが続いておりました。先日からお伝えしておりましたが、日経平均株価の9月25日の16,374円から17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落に対する下げ幅の半値戻し15,451円をほぼ昨日で達成しました。
引き続き週末にかけては上値の重い動きが予想されることから様子見となります。今週いっぱい持ちこたえると来週以降は再上昇の流れが期待されます。