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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
15388.72(+ 97.08)△0.63%
◎TOPIX
1254.28(+ 11.96)△0.96%
◎売買高概算 18億2038万株
◎売買代金概算 1兆6628億円
◎時価総額 450兆3785億円
◎値上り銘柄数 1373 ◎(年初来)新高値 32
◎値下り銘柄数 355 ◎(年初来)新安値 13
◎変わらず 105
◎騰落レシオ(25日) 78.29%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-1.23%
75日線比-0.79%
◎為替
(対ドル) 107.96
(対ユーロ)137.09
◎出来高上位
1.東京電力 <9501>
395円(+ 56円)148,020千株
2.みずほ <8411>
189.7円(+ 1.6円) 80,967千株
3.ユニチカ <3103>
46円(± 0円) 72,755千株
4.飛島建 <1805>
305円(+ 17円) 29,561千株
5.シャープ <6753>
265円(- 6円) 28,079千株
◎売買代金上位 (円)
1.ソフトBK<9984>
7422円(+ 42円) 59,867百万
2.日経レバE<1570>
10300円(+ 110円) 58,359百万
3.東京電力 <9501>
395円(+ 56円) 56,676百万
4.富士フイル<4901>
3691円(+103.5円) 48,588百万
5.トヨタ自 <7203>
6195円(+ 44円) 35,812百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り800万株 買い710万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が連日で上昇、前週末比97円(0.63%)高の1万5388円で取引終了です。
週末のNYダウが127ドルの大幅高となったことを受けて朝方から買いが先行。その後も戻り売りを吸収してジリジリと値を上げ、14:02には上げ幅が132円となる場面がありました。特に電鉄株など為替変動の影響を受けにくい好業績の内需関連を物色する動きが見られます。引けにかけては円相場がやや円高に振れたことで幾分上げ幅を縮小しています。売買代金は概算1兆6628億円、上海総合指数は11ポイント安の2290です。
業種別では、電力ガス、空運、鉄鋼、建設、陸運、化学、土石などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、富士フイルムが103.5円高の3691円と上昇、上値追いの展開が継続しています。エボラ出血熱への効果が期待される薬を手掛けていることから買われてきましたが、本日は米ワクチン受託製造会社を買収と報じられ、事業領域の拡大を期待した買いが入っています。買収するする米ケイロン社は高度な技術と最先端の設備を持つバイオ医薬品会社で、新型インフルエンザウイルスやエボラウイルス、炭疽菌などに対するワクチンを安全かつ安定的に製造することができるます。
東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが大幅高、755円高の2万2215円と年初来高値を更新です。先週に業績の上方修正を発表して上げ足が加速。本日は来年1月13日~3月20日まで、「アナと雪の女王」をテーマにした特別イベントを開催することへの集客効果を期待した買いが入っています。
オリエンタルランドの筆頭株主の京成電鉄も32円高の1216円と値を上げて年初来高値を更新しています。
NC旋盤・マシニングセンタに強いDMG森精機が53円高の1208円と値を飛ばしています。前引け後に好調な9月決算を発表し、15年3月期通期の業績計画を上方修正し、好感した買いが入っています。
日本エンタープライズがストップ高となり、80円高の483円となっています。LINE感覚で業務連絡ができる企業向けのチャットアプリを開発したと報じられ、材料視した買いが集まっています。開発した「BizTalk」は米アップルの基本ソフト(OS)「iOS」とグーグルのOS「アンドロイド」に対応。利用料は20ユーザーで月額4000円からとしています。利用者を限定することで社外への誤送信や情報漏洩を防ぎながらチャットの利便性を活かせます。
その他、2015年3月期に1250億円程度の単独経常黒字を確保できる見通しと報じられた東京電力が大幅高で56円高の395円と16%の上昇、JR東日本が112円高の8274円と値を飛ばし、黒字転換を好感して画像検査装置を手掛けるクボテックが56円高の311円と21%の上昇で東証1部値上がり率トップ。
エボラ関連でクリーンルームや簡易隔離ユニットを手掛ける日本エアーテックが127円高の1152円、腕時計のセイコーHDが23円高の521円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、若築建、大林道路、ライト工業、鳥越粉、日ハム、伊藤ハム、不二油、塩野義薬、オリエンタルランド、西松屋、サイゼリヤ、京成電、KDDI・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・企業サービス価格指数、上昇続く 人件費の上昇で
・外食売上高、4カ月連続減 マクドナルド減収影響
・富士フイルム、米ワクチン受託製造会社買収を発表
・栗田工業、独メーカーの水処理薬品関連事業を買収
・コロワイド、カッパHDにTOB 1株1048円
・ジェイテクト、4~9月期利益を上方修正 円安で
・スタンレー電、25億円上限の自社株取得枠を設定
・ウクライナ総選挙、親欧米派が勝利 和平路線信認
・ブラジル大統領選、僅差で現職再選 貧困対策評価
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【3】主な投資判断 **
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[JPモルガン証券]
据置き A
(6594)日本電産 9,000円
据置き A
(6756)日立国際電気 1,800円
据置き A
(8036)日立ハイテク 3,300円
据置き B
(5444)大和工業 3,700円
据置き B
(6501)日立 900円
[モルガンSMUFJ証券]
新 規 A
(6504)富士電機 580円
[野村証券]
据置き A
(6756)日立国際電気 1,732→ 1,896円
[三菱UFJMS証券]
引下げ A→B
(8178)マルエツ 520円
[SMBC日興証券]
引下げ A→B
(8129)東邦HD 2,200→ 1,800円
[みずほ証券]
引上げ B→A
(2121)ミクシィ 7,000円
[大和証券]
新 規 A
(4684)オービック 4,000円
据置き A
(6594)日本電産 8,000円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】為替の表記 **
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株価と違い、為替(対ドル)の場合は108.02―06(108円02銭から06銭)という具合に幅を持って表記されるのが一般的です。
これは、株価の板情報で言えば、最上位の買いの気配値と一番安い売りの気配値を同時に表記しているのと一緒で、要するに108.02―06の場合、108円02銭に買い注文があり、108円06銭に売り注文があるということを表しています。
この場合の108円02銭のことを「ビット・レート(買い手の値段)」、108円06銭のことを「オファード・レート(売り手の値段)」といい、単に「オファー」「ビット」とも呼ばれます。
ちなみに銀行の店舗に表示されている対ドルにおけるTTBやTTSは、9時55分頃の中値(TTM)、上記で言えば108円04銭に銀行の手数料を加味した交換レートです。
片道1円の手数料がかかる場合、TTBが107円04銭、TTSは109円04銭となります。その日のうちに為替レートが1円以上変動した場合には中値を決め直します。
※TTB(対顧客電信買値) 外貨→円
Telegraphic Transfer Buying rateの略
※TTS(対顧客電信売値) 円→外貨
Telegraphic Transfer Selling rateの略
尚、為替取引は電子取引が主で、基本的には土曜日と日曜日を除く24時間取引となっています。1日で一番早く開く市場はウェリントン(ニュージーランド)で、次いでシドニー、そして東京、ロンドン、ニューヨークと続きます。
自動車各社が本日発表した9月の国内及び海外での生産実績によりますと、例えば、ホンダの9月の国内生産実績は7万6997台、海外生産は31万3235万台、国内生産と海外生産の比率はおおよそ2:8で、トヨタの場合は国内が29万7861台、海外が51万2857台、比率はおおよそ4:6となっています。