本日の日経平均株価は＋152円の15,291円と反発。TOPIXも＋9.98の1,242.32ポイントと反発しました。
昨晩の米NY株式市場は大幅反発。重機大手のキャタピラーが決算を発表、利益が市場予想を上回り通年の利益見通しも引き上げたことが好感され5％高に。複合企業のスリーエムも4.4％上昇するなど、一連の企業の好決算を好感し買いが広がりました。
昨晩の米NY株式市場は上昇、円安方向の為替、シカゴ平均株価先物も高く買われたことから、買い優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は＋216円の15,354円と高い位置で取引を開始いたしました。しかし寄付き後は上値重くもみ合いながらも売り物に押され＋119円の15,258円で前場の取引を終えました。後場に入ると様子見ムードの高まりからヨコヨコの動きが続き＋152円の15,291円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向きからフラットに。短期基調はフラットから上向きに転換いたしました。日経平均株価のサイコロは日足は窓空け陰線を形成しております。
市場では「週末要因もあり現物市場の売買は細っているが、先物主導で強含んでいる。バリュエーション面での割安感や政策期待が支えになっている」「欧州の経済指標改善で輸出株などに買い戻しが入っているものの、新規の買いポジションを積み上げるには材料不足。金融政策待ちの投資家が多い」などと指摘されております。
日経平均株価は高値・安値を切り上げる反発継続の動きが続いております。今日まで『下落⇒反発⇒下落⇒反発⇒下落⇒上昇』と順序良く上げ下げ交互に重ねております。このリズムから考えると週明けは『反落』となります。日経平均株価は、9月25日の16,374円から17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落となりました。半値は922円。下げ幅の半値戻しは15,451円となります。引き続き半値戻し15,451円までの戻りに期待していきましょう。
