本日の日経平均株価は－56円の15,138円と小幅反落。TOPIXも－4.07の1,232.34ポイントと反落。
昨晩の米NY株式市場は反落。カナダの首都オタワで発生した銃乱射事件が投資家の不安を誘ったことに加え、第３・四半期利益は市場予想を上回りましたが最新鋭中型旅客機「787ドリームライナー」のコストをめぐる懸念が広がったボーイングが売られ下落。またバイオ医薬品のバイオジェン・アイデック も決算発表後に売られたため、市場のムードを悪くしました。
東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は下落、シカゴ平均株価先物も小安く売られたことから、やや売り優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は－102円の15,093円と安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後はもみ合いながらも下値を切り上げる動きが続き－26円の15,169円で前場の取引を終えました。後場に入ると再度売り物に押され下落。－56円の15,138円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調はフラットとなっております。日経平均株価の日足は短陽線を形成しております。
市場では「売買代金が盛り上がりに欠ける中、自律反発に一巡感が出ている。上値を試すには新たな材料が必要」「直近の裁定買い残が大きく減少し、先物主導で売り崩す余地は減少しているが、市場には依然警戒感がくすぶっている」などと指摘されております。
日経平均株価は昨日の391円高に対する一幅の動きとなっております。『下落⇒反発⇒下落⇒反発⇒下落』の動きですので、このリズムから考えると明日は『反発』となります。しっかりとした陽線が再度予想される場面と言えます。先日からお伝えしておりますが、日経平均株価は、9月25日の16,374円から17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落となりました。半値は922円。下げ幅の半値戻しは15,451円となります。まずは半値戻し15,451円までの戻りに期待していきましょう。
