本日の日経平均株価は+391円の15,195円と大幅反発。TOPIXも+31.05の1,236.41ポイントと反発しました。
昨晩の米NY株式市場は続伸。欧州中央銀行(ECB)が流通市場での社債買い入れを検討しているとの報道や企業の好決算などが好感され株価を押し上げました。また9月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.4%増と予想を上回り1年ぶりの高水準に。住宅株もこれを好感し上昇しました。
東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の上昇や為替の円安、シカゴ平均株価先物も高く買われたことから、買い優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は+234円の15,038円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後は売り買い交錯し上下に揺れる動きが続き+253円の15,057円で前場の取引を終えました。後場に入ると上値志向を強めジリ高の動きが続き+391円の15,195円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調は下向きからフラットに転換いたしました。日経平均株価の日足は陽線を形成しております。
市場では「ECBが社債の買い入れを検討しているとの報道や、FRBの利上げ先送り観測などで投資家心理は改善しているが、相場を押し上げるような実需の買いは限定的で先物主導の空中戦が続いている」「先物にまとまった買いが入り戻りを試す展開だが、現物の売買代金は盛り上がりに欠ける。連日の乱高下で先が読みにくい」などと指摘されております。
日経平均株価は+391円の15,195円と昨日の下げ幅(-306円)を打ち返す反発となりました。今日の上昇で下値不安はやや後退しました。10月17日の14,529円で安値を形成し反発に転じておりますが、反発の目途はどれ程か?日経平均株価は、9月25日の16,374円から17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落となりました。半値は922円。下げ幅の半値戻しは15,451円となります。まずは半値戻し15,451円までの戻りに期待していきましょう。