本日の日経平均株価は-306円の14,804円と大幅下落。TOPIXも-18.98の1,205.36ポイントと下落しました。
昨晩の米NY株式市場は続伸。先週まで広がっていた懸念の一部が沈静化し買いが継続しました。IBMは第3・四半期利益がアナリスト予想に届かず、2015年の営業利益目標達成を断念したため7.1%下落しDOWの上値を抑える形となりました。アップルは日中取引終了後に発表した7-9月期決算の売上高がアナリスト予想を上回り、時間外取引で小幅上昇しました。
東京株式市場は、米NY株式市場は続伸となりましたが、為替は円高基調に、シカゴ平均株価先物はほぼ変わらずで回ってきたことから、様子見で取引が始まりました。
日経平均株価は+4円の15,115円とほぼ変わらずで取引を開始いたしました。寄付き後はもみ合いながらもジリ安となり-109円の15,001円で前場の取引を終えました。後場に入っても軟調地合いは継続しズルズルと売られ-306円の14,804円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調はフラットから下向きとなっております。日経平均株価の日足は陰線を形成しております。
市場では「中国の経済指標が嫌気され、軟調な地合いにつながっている。後場に入ってからの先物売りが続いたようだ」「これぐらいのスピード調整はある程度仕方がないところだ。昨日は米株は企業決算を受けて上昇したものの、欧州株は下落している。海外全体として不透明感が続いている印象は否めず、上値を試す展開は見込みにくい」などと指摘されております。
日経平均株価は-306円の14,804円と大幅反落。10月17日の14,529円から今日の寄付きの15,115円までの『586円幅の上昇』に対しての反動安。しかし上げ幅の半値押しである14,822円を割り込んで引けた点には注意が必要です。日々強弱感が対立し波乱な動きが続いております。大陽線、大陰線と続いたので、明日は「陽線」を描くか注目されます。