本日の市況

ヒロろんさん

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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
14804.28(-306.95)▼2.03%

◎TOPIX  
1205.36(- 18.98)▼1.55%

◎売買高概算  22億5566万株
◎売買代金概算  2兆0412億円
◎時価総額  433兆1717億円

◎値上り銘柄数  209   ◎(年初来)新高値 12
◎値下り銘柄数 1574   ◎(年初来)新安値 33
◎変わらず     50

◎騰落レシオ(25日) 69.35%

◎カイリ率(日経平均)
25日線比-5.66%  
75日線比-4.60%

◎為替  
(対ドル) 106.39  
(対ユーロ)136.48

◎出来高上位

1.みずほ  <8411>
182.9円(- 1.8円)149,428千株

2.ユニチカ <3103>   
46円(-   3円) 84,307千株

3.三菱UFJ<8306>
566.8円(- 3.6円) 45,009千株

4.新日鉄住金<5401>
251.5円(- 3.6円) 40,332千株

5.飛島建  <1805>  
272円(+   7円) 38,917千株

◎売買代金上位  (円)

1.日経レバE<1570> 
9550円(- 410円)117,557百万

2.ソフトBK<9984> 
7056円(- 174円) 85,036百万

3.富士フィル<4901>
3398.5円(+ 6.0円) 52,623百万

4.トヨタ自 <7203> 
5931円(-  97円) 51,846百万

5.リクルート<6098> 
3765円(-  35円) 38,794百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1050万株 買い770万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比306円安の1万4804円と心理的節目1万5000円を再び下回って取引終了です。

 昨晩のNYダウが19ドル高となったことで寄付きは4円高とプラスでのオープニングとなりましたが、円相場が1ドル=106.30円前後まで徐々に円高に進んだこと、中国の7~9月期GDPが前年同期比7.3%増と4~6月期の7.5%から鈍化して5年半ぶりの低水準となったことを嫌気し、さらに昨日に600円近い大幅高となった後だけに徐々に売りが優勢となって下げ幅拡大。GPIFが株式の運用比率を引き上げる方向で調整に入ったと昨日報じられましがが、塩崎厚労相がこの報道について「私の全く知らないところで行われている」と慎重な発言をしたことも重石となっています。売買代金は概算2兆412億円、上海総合指数は17ポイント安の2339です。

 業種別では33業種全て下落。機械、紙パ、非鉄、精密、電機、商社、自動車などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、無印良品を展開する良品計画が460円高の1万4120円と値を上げて年初来高値を更新。業績好調や海外成長を好感した買いが継続しています。3~8月期が同期間として最高益となるなど消費増税後も衣服や雑貨の販売が好調で、中国軸に海外事業も拡大しています。

 道路向けのコンクリート製品などを手がけるイトーヨーギョーがストップ高、300円高の1456円となっています。狭い道路でも電線を地中化できるコンクリート製品を開発したと報じられ、自治体などからの受注による事業拡大を期待した買いが集まっています。これまでは歩道の幅が3.5メートル程度必要でしたが、新製品では2.5メートル以下の歩道でも地中化が可能です。

 通販主力の無添加化粧品メーカーで直営店展開も手掛けるファンケルが88円高の1531円と値を上げて年初来高値更新。昨日に9月の連結売上高が前年同月比8.7%増の65億円と発表し、好調な販売を好感した買いが入っています。売上げの半分以上を占める化粧品事業が14%増と好調、4月から始めたドラッグストア向けの卸売りも好調です。

 建設用資材の販売や賃貸、土木工事などの請負業務を手掛ける丸藤シートバイルが31円高の396円と値を飛ばしています。14時に4~9月期の連結純利益が前年同期比67%増の4億3000万円になったと発表。従来計画1億2000万円から大きく上振れし、好感した買いが入っています。

 その他、相場全般安の中にあってエボラ熱向け薬の増産を好感して富士フイルムが6円高の3398.5円、魚群探知機・電子海図など船舶用電子機器で世界大手の古野電気が66円高の796円、自社株買い発表の靴量販店大手のチヨダが94円高の2035円、靴小売り全国展開のABCマートは110円高の6030円と年初来高値を更新しています。

 本日の新高値銘柄は、飛島建、米久、ABCマート、ファンケル、良品計画、サイゼリヤ、蝶理、因幡電産・・・等々です。




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【2】主な材料                          **
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・八重洲地区の大規模再開発、三井不や東建物中心に始動

・厚労省、西アフリカ3カ国からの帰国者に報告義務付け

・9月の白物家電出荷額、1.9%増 5カ月ぶりプラス

・9月の全国スーパー売上高1%減 6カ月連続マイナス

・グリーとKDDI、スマホ向けゲームの販促支援で提携

・アップルの7~9月期、売上高12%増 利益13%増

・中国の7~9月期GDP、5年半ぶり低水準 住宅不振

・中国の9月工業生産高、8%増に持ち直し 予想上回る

・米運輸省、タカタ製エアバックに関し「直ちに修理を」

・ウクライナ軍、親ロシア派拠点でクラスター爆弾使用か




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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A
(4043)トクヤマ  440→ 380円

 引下げ A→B
(4205)日本ゼオン  1,300→ 1,000円

[UBS証券]
 引上げ B→A
(6588)東芝テック  700→ 750円

 据置き   B
(6506)安川電機  1,470→ 1,350円

 据置き   B
(6806)ヒロセ電機 14,800→13,500円

 据置き   B
(6967)新光電気工業  830→ 750円

[JPモルガン証券]
 引上げ B→A
(5401)新日鉄住金  370円

 引下げ A→B
(2802)味の素 1,800→ 1,770円

[バークレイズ証券]
 据置き   A
(2875)東洋水産  3,680→ 3,750円

[野村証券]
 引上げ B→A
(4901)富士フイルム  3,170→ 3,848円

 据置き   A
(6594)日本電産  6,150→ 6,850円

[三菱UFJMS証券]
 新 規   B
(6504)富士電機  490円

 据置き   B
(6506)安川電機  1,520円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】対内投資と部門別売買状況                  **
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 日々の株価変動をもたらしているのは売りと買いの多寡、つまり需給です。その中でも大量に売買している投資主体別の動向を把握できるのが東京証券取引所発表の「投資部門別売買状況」です。

 部門別売買状況では、外国人投資家、個人投資家(現金・信用)、事業法人、銀行、生・損保、、信託銀行、投資信託等に区分してそれぞれの投資家層の前週一週間の売買状況を集計しています。

 これとよく似た統計データに財務省が発表する「対外及び対内証券売買契約等の状況」があります。

 どちらも取引の数量(または金額)を集計したものですが、「投資部門別売買状況」の調査対象が資本金30億円以上の総合取引参加者についてマザーズ及びヘラクレスを含む東京・大阪・名古屋証券取引所の3市場一・二部における普通取引及び立会外売買のみに限定されているのに対し、財務省のデータは3市場以外の取引所及び市場外取引も対象とし、より幅広く集計している点が大きな違いです。

 尚、財務省の「対外及び対内証券売買契約等の状況」と東証の「投資部門別売買状況」はどちらも毎週第4営業日(木曜日)に発表され翌日の新聞に掲載されます(それぞれのホームページでは当日掲載)。

 ちなみに、株式市場で注目度が高いのは東証が発表する「投資部門別売買状況」で、株式市場において高い市場シェアを占める外人投資家の動向は常に注目されています。
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