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最悪のギャンブル
最も損な最悪のギャンブルは何か解りますか?
それは、つい先日、仲間で資金を集めて1500万円分、5万枚を購入した人がいた、あの宝くじです。
宝くじは、胴元(宝くじ協会)がテラ銭として52%を徴収するしくみになっており、これはあのギャンブルの代名詞、競馬の25%、パチンコの20%の2倍以上というボッタクリ度で、ハンパではありません。
しかも1等は、1/250万※という極小の確率、更に全くの運頼みで、パチンコ、競馬と違って自身の能力で的中率を上げることが出来ない分、タチが悪いと言えます。
それなのに何故、宝くじは人気があるのでしょうか?
それは、一攫千金で当たれば人生が変わるほどのインパクトをもっており、僅かな当選確率の持つ重大な意味を無視し、大金があたるかもしれないという感情的期待ばかりが大きくなってしまうからだと考えられます。(この辺りのことを扱う学問が行動経済学です。)
でも私は、一時の清涼剤として夢を見るのが主な目的で買う宝くじは、全然かまわないと思います。何故なら、自分の道楽、外れてもいいと考えているから低い確率でも関係ないのです。そのような人は、生活に重大な影響を与えるほどの金額を賭けません。
問題なのは、当たること(当てること)に大きな期待をもって購入する場合です。
先に書いた1500万円分の宝くじを購入した人は、1等を期待していると考えられますが、当たることを期待すると、ほとんどの場合に損をして、買わなければよかったと後悔することになります。
何故か。当たりを期待するからには、相当の金額を投資すると考えられますが、皮肉なことに、買えば買うほど確実に損をする確率が高まるからです。1等の場合、約249万/250万が外れなので、当たりより外れを多く買うことになるのですから当然と言えます。(大数の法則によって、購入金額が多ければ多いほど、期待値(48%)に近づきます。全部の宝くじを購入した場合を考えるとわかり易いと思います。)
それでは、最後に質問です。史上、最も悲惨なギャンブルは何でしょうか?
ロシアンルーレット?いえいえ違います。あれは、生きていれば、それ相応の大きな対価が得られ、悲惨なギャンブルとは言えません。
それは死んだ方が勝ちという、なんとも悲惨なギャンブル、その名前を’生命保険’と言います。
※ちなみに、1/250万という確率は、日本人の特定の個人が今から1年以内に交通事故で死ぬ確率より、200倍以上難しい確率だそうです。
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私は宝くじは「ギャンブル」ですらなく「寄付」だと思っています。普段はタバコでしっかり税金も納めていますし、日頃は「寄付」はしません。
そう言えばちょっと前にライブドア(が健在だった頃)が全国に宝くじの共同購入をしたことがありました。金額は相当集まりましたが、結果は惨憺たるものでした。もちろん第二回目は行われませんでした。
私は宝くじを買っている人を見ると金を窓口に捨てに、それも行列を作ってわれ先にと捨てに行っているように見えてしまってしかありません。年末ジャンボの行列などをTVで見ると嘲笑するか、日本には金が余っているんだなと痛感するしかありません。
ちなみに1500万でどのくらいのリターンがあったのでしょうか。
私も結果に興味があります。多分、抽選日に騒ぎが起こらなかったら、1等に当たらなかった(損した)ということでしょう。
ま、あれだけたくさんの人が買えば、1等出ることもあるかもしれないと思いますが、確率は同じなのに、と思ってしまいます。
私が買うのはもっぱら夢ですね。たまにしか買わないですが。
それよりも気になるのが生命保険ですよ~・・
私はなんたらかんたら付き終身保険(日生)に入っていますが、支払う金額が大きいわりに契約の中身をきちんと理解できていないです。複雑すぎてどうしたら自分にとって一番得なのかがよく判らないって事自体保険会社に良い様にやられちゃっている気がします。
他にも同じようなことで困っている人がいっぱいいると思い、その人のニーズにあったベストな生命保険、携帯電話プランを調査する会社を作ったらどうだろうと考えたことがありますが、余りにも複雑なこと、また次々と新商品、新プランが開発されるのでどの時点でベストとするかで、顧客ともめそうなので諦めました。