読書好き必見の優待利回り28%超の株主優待銘柄とは、書店チェーン大手企業の文教堂グループホールディングスです。
首都圏を軸に複合店を全国展開しており、2010年5月からは大日本印刷の子会社となっているそうです。
文教堂グループホールディングスの株主優待は直営店店舗での割引優待ですが、次のとおり非常に割が良く、株も低額で購入可能です。
予想配当+予想優待額面利回り:28.3%
【2014年10月17日株価】 212円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万1200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 0円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
同社の株主優待は株式会社文教堂の直営店全営業店舗で利用できる株主優待カードで、対象商品は、書籍・雑誌・文具・PCソフト・音楽CD・ゲームソフトで、保有株数に応じた割引が受けられ、100株以上で5%の割引、1,000株以上で7%の割引、1万株以上だと10%の割引だそうです。
現在の株価で計算すれば株主優待獲得最低投資額は2万1200円で、100株の株主優待では5%の割引ですので、仮に毎月1万円、書籍や雑誌、文具、PCソフト、音楽CD、ゲームソフトを文教堂で購入すれば年間で6000円の割引が受けられることになります。つまり利回りは単純計算で28.3%となり、4年でモトが取れる計算となります(あくまでも計算上です)。
2014年8月期の業績は、売上が3.8%減の332億8400万円、営業利益が4億9100万円の赤字(前年同期は1400万円の赤字)、経常利益が4億4400万円の赤字(同1700万円の黒字)、純利益が8億3100万円の赤字(同2億8900万円の赤字)で、根本的に出版流通業界はインターネットや電子書籍などとの競合もあり、市場規模の縮小が続いている様子で、業況は厳しいようです。
ただ、同社は店舗リニューアルを含めたスクラップアンドビルド及び人員体制再構築などによって事業構造の改革を推し進めたり、アニメ関連商品に特化した「アニメガ」店舗の出店を加速したり、雑誌を購入するとその雑誌の内容がスマートフォン、タブレット端末等で無料で閲覧できるサービス「空飛ぶ本棚」をスタートさせるなどといった努力から販売力の向上、収益力の強化を図っており、今期は黒字転換を計画しているそうです。
ちなみに、毎月1万円も本などを買わないという人も多いと思いますが、仮に毎月3千円分の本等を買うとしたら、利回りは8.5%となります。
この株を買うかどうかは、ご自身で判断してくださいね。
(決して私がお勧めしているわけではありません。)
9978:212円、 7912:955.7円