概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株     
 16117.24(- 24.50)▼0.15%

□ナスダック      
 4217.39(+  2.07)△0.05%

□S&P500     
 1862.76(+  0.27)△0.01%

□ダウ輸送株      
 8026.20(+ 88.72)△1.12%

□半導体株(SOX)   
 570.73(+  8.39)△1.49%

□NY原油先物(11月限) 
 82.70(+ 0.92)

□NY 金先物(12月限)
 1241.20(- 3.60)

□バルチック海運指数   
 930   (- 5)

□為替     
 (対ドル)106.30
 (対ユーロ)136.14

□CME日経225先物
 14690(- 30)※大証比



 16日のNY株式市場は、ダウは小幅ながら6日連続安となりましたが、ナスダックやS&P500は反発して取引終了です。

 景気減速懸念から世界的にリスクを回避する動きが続いており、NY株式市場は売り先行で取引をスタート。朝方発表の週間の新規失業保険申請件数や9月の鉱工業生産指数、10月のフィラデルフィア連銀景気指数などはおおむね良好な内容でしたが、序盤の取引で指標改善を好感した買いはほとんどみられず、ダウは一時206ドル安まで下げ幅を拡大しました。

 その後、セントルイス連銀のブラード総裁がインフレ期待の低下を理由に量的緩和終了の先送りを検討すべきで、量的緩和の拡大も選択肢との考えを示したことで市場のムードは変わり、値ごろ感からの買いや買い戻しでダウは一時プラス圏に浮上しました。

 ただ、エボ出血熱の実体経済への悪影響が懸念されることや世界的な景気減速に対する懸念が根強く、ダウはもみ合った末、小幅安で取引を終了し、1年2カ月ぶりに6日連続安となりました。一方、ナスダックとS&P500はともに反発しています。

 S&P業種別指数では、エネルギー、素材、資本財などが上昇し、生活必需品、テクノロジー、通信などが下落しました。

 個別銘柄では、原油相場が反発したことを好感してシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株が序盤の下落から上昇に転じ相場を押し上げました。好決算を発表した医療保険のユナイテッドヘルスが上昇。同じく好決算を手掛かりにデルタ航空が上昇し、ユナイテッド・コンチネンタルやジェットブルーなどの航空株にも買いが広がりました。決算が予想を上回ったカジノ大手のラスベガス・サンズが物色され、同業のMGMやウィンリゾーツも連れ高となっています。

 一方、決算を発表した金融大手のゴールドマン・サックスや玩具のマテルが下落。「iPad」の新機種を発表したアップルも値を下げ、マイクロソフトやグーグルなどハイテクセクターの大型株が軟調な展開。前日夕に冴えない決算を発表した電子商取引・電子決済のイーベイやオンライン動画配信のネットフリックスが大幅安となっています。

 ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、ナイキ、シェブロン、キャタピラーなどが高く、ゴールドマン・サックス、メルク、ウォルマート、ファイザーなどが下げました。

 NY原油先物(WTI)は4営業日ぶりに反発。ダウが一時上昇したことや週間在庫統計でガソリン在庫が減少したことに加え、原油安が続けばシェールガスに対する支出を抑える動きも出てくるとの見方も原油先物の買いにつながりました。リスク回避の動きが緩和する中で金先物は4営業日ぶりに反落。為替市場でドルが上昇したこともドル建てで取引されている金先物の重石となりました。

 バルチック海運指数(BDI)は12営業日連続安で、引き続き約2カ月ぶり低水準での推移となっています。

 CME日経225先物は、円建ては14690(大証比30円安)、ドル建てが14710(同10円安)で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨日の日経平均株価は大幅安、前日比335円安の1万4738円となっています。東証1部の売買代金は2兆7647億円と7日連続で2兆円を上回っています。

 騰落レシオは昨日時点で72%と注目の水準となってきました。

 昨日、東証1部に上場のリクルートHD(公募価格3100円)は寄付き3170円、高値3455円、安値3150円、終値は3330円となっています。出来高は5521万株です。

 タダノは昨日大引け後に15年3月期通期の業績予想を上方修正しています。売上高は1920億円→1980億円(前年同期比8.9%増)、営業利益は230億円→258億円(同22.0%増)、純利益は147億円→165億円(同14.5%増)にそれぞれ増額修正しています。

 本日は、15:00に10月第2週(10月6日~10月10日)の投資部門別売買動向が発表されます。10月第1週(9月29日~10月3日)は、外国人投資家が5週ぶりに売り越し、売越額は1947億円(前週は659億円の買い越し)となっています。

 一方、個人投資家は2週連続で買い越し、買越額は3542億円(前週は340億円の買い越し)となっています。8月第1週(4508億円の買い越し)以来、2ヵ月ぶりの高水準です。年金基金の動向を反映する信託銀行は2週ぶりに買い越し、買越額は714億円(前週は222億円の売り越し)となっています。

 15:35頃、黒田日銀総裁が全国信用組合大会で挨拶を予定しています。

 本日は、東京製鉄(5423)などが中間期(4~9月)の決算発表を予定しています。

 海外では、9月の欧州新車販売台数、9月の米住宅着工件数の発表が予定されています。

 今晩は、ゼネラル・エレクトリック(GE)、モルガン・スタンレーなどが決算発表を予定しています。



◆主なニュース


・原油安、物価上昇を和らげる効果 国内景気にもプラス材料

・Jパワーや宇部興産など、西日本で火力発電建設 原発代替

・リクルート、ドコモ以来の大型上場 ソニーに迫る時価総額

・ユーグレナと武田薬が提携 大衆薬やトクホ食品を共同開発

・ホンダの小型航空機エンジン、外販含め世界シェア3割目標

・大和ハウス、老巧化マンション建て替え参入 仮住居も提供

・東芝、環境配慮型都市事業で米社と提携 世界規模で展開へ

・三菱ケミ、4~9月期営業益が4割増 従来予想から上振れ

・OKI、15年3月期営業益が過去最高に 中国事業伸びる

・タダノの15年3月期、2期連続で過去最高益を更新見通し

・中国アリババ、新会社設立で金融事業本格展開 銀行設立も

・台湾TSMC、7~9月期は過去最高益 アップル向け好調



◆経済指標等

・毎月勤労統計(8月確報値、厚労省)

・電力需要実績(9月、電気事業連合会)

・米住宅着工件数(9月)

・米消費者態度指数(10月速報値)


◆その他

・日銀総裁講演

・主な決算
 東京製鉄(5423:電炉首位級、建材主力)

・海外決算
 ゼネラル・エレクトリック(複合企業、ダウ構成枚がら)
     
 モルガン・スタンレー(金融)
     
 ハネウェル(機械)

・米FRB議長講演




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【3】心に残る名言                        **
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 悲観主義者が星に関して新発見をしたり、海図のない国へ船出したり、精神世界に新しい点を開いたことは一度もない。


                 
  ヘレン・ケラー
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