本日の日経平均は大幅反落。心理的な支えだった米景況感の綻びを嫌気して寄りから14,672円まで直近安値を切り下げると、買い戻し主導で14,800円台を回復する場面もあったものの、引けにかけては戻り売りがネックとなり14,700円台前半で取引を終了。
東証主力株はクレディ・スイスの目標株価引き上げを好感した4041 日本曹達、エボラ感染拡大懸念を追い風とした☆ 4091 富士フィルムを除いてはほぼ全面安。中小型株は6946 アビオニクス、4557 医学生物研究所が買われたものの、主役クラスは総ヤラレの構図。
日経平均 14,738円 -335
Topix 1,195 -28
225先物 14,720円
NYダウ先物 16,050ドル
為替
106.12円/ドル
135.98円/ユーロ
1.2814ユーロ/ドル
直近2週間で4度目のギャップダウン、出来高の増加傾向、4日連続のボリンジャー-2σ割れ、ストキャスD(13日)の30%割れなどが反発時の値幅余地の大きさを示唆しているものの、強めの売りサインである遅行スパンの実線割れ点灯により「要所のリバウンドをこなしながらの下落トレンド継続」優位な形状。
昨晩15,855ドルまで下落した後に高まった自律反発機運の継続が本線。もっとも、今晩も9月鉱工業生産、10月FF連銀製造業景気指数、10月NAHB住宅市場指数などの経済指標や ゴールドマンサックス決算などマーケットの攪乱要因が複数も控えているだけに、なし崩しに下値を模索する展開には警戒したいところ。
連日同様に売り方の買い戻しがリバ局面を演出するか、仕掛け売りがリスク回避売りを誘発して下値を削る展開がメイン。個別全般については下値はだいぶ限られてきたと見ていますが、市場マインドの冷え込みが戻りも限定的にさせそうです。