本日の日経平均株価は-335円の14,738円と大幅下落。TOPIXも-28.17の1,195.50ポイントと下落いたしました。
昨晩の米NY株式市場は下落。発表された9月小売売上高は1月以来の前月比減少で、9月卸売物価指数(PPI)は1年ぶりの前月比低下、10月ニューヨーク州製造業業況指数は4月以来の低水準となるなど、発表された米経済指標はいずれも予想より弱く、欧州などの景気減速をめぐる懸念が米国にもやってきたと指摘されております。
東京株式市場は、米NY株式市場は大幅安となり、ドル/円は105円台後半まで円高方向に振れ、シカゴ平均株価先物は大きく売られたことから、売り優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は-268円の14,805円と大きく水準を落とし取引を開始いたしました。寄付き後も軟調もみ合いが継続し-336円の14,736円と大幅安で前場の取引を終えました。後場に入っても反発という反発は見られないままもみ合いが続き-335円の14,738円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は下放れ陰線を形成しております。
市場では「後場寄り後に下げ渋ったが、戻りの鈍さが嫌気され再び先物に売り圧力が増している。裁定買い残は依然高水準で先物から仕掛けられると下げやすい」「主力株の上値が重い。米株ではQE1、QE2終了時の下げに比べ、今回はまだ下落幅の余地を残しており、今後さらに調整局面が続くのではとの見方から、買い控え姿勢も一部で見られる」などと指摘されております。
さて、日経平均株価ですが先週の火曜日から107円安、187円安、117円安、178円安、364円安と5日続落、そして昨日に137円高と反発し下げも一服したかに思われましたが、本日更に335円安と“ドスン”と売られました。日経平均株価は、9月25日の16,374円から本日安値の14,672円まですでに1,702円幅の下落となりました。
昨日の安値からさらに大きく売られております。底打ちが予想されたラインをもう一段下抜けたことから再度安値を模索する動きとなりました。しかし、ここからは下げても200円~300円あるか、の位置と思われます。その後のリバウンドの動きが待たれます。