関東地方の今朝は今季一番の冷え込みとなり、遠目にも富士山がうっすらと雪化粧しているのが確認できました。気象庁によりますと、16日の「初冠雪」は、去年より3日早く、平年よりは16日遅いそうです。
ところで、NYダウが5営業連続で下落し、その間の下げ幅は854ドルに達しています。9月19日につけた過去最高値(1万7279ドル)からの下げ幅は1138ドル、下落率は6.6%となっています。
昨晩のNY市場ではダウ一時460ドル安まで下げる場面がありましたが、瞬間的な安値からは切り返し、終値では173ドル安まで下げ幅が縮小。小型株で構成する株価指数ラッセル2000は上昇に転じています。
日本株についても状況をざっと整理してみますと、9月25日につけた年初来高値(1万6374円)から本日終値までの日経平均の下げ幅は1635円に達し、下落率は約10%となっています。
ただ、下げたことによって割安感が増しており、本日終値ベースでの日経平均のPERは14.2倍まで低下してきています。
また、騰落レシオは底値ゾーンと言える72.27%まで低下し、年初来の最低値を記録。25日移動平均線とのマイナスカイリも7%近くまで拡大するなど下げ過ぎを示すテクニカル指標が増えており、日本株はいつ反転してもおかしくない状況にあります。
東証1部の値下がり銘柄数が全体の約95%に達し、東証1部の売買代金がおよそ8カ月ぶりの高水準(商いが増えるSQを除く)となったことも陰の極をイメージさせます。