■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は+137円の15,073円と上昇し6営業日ぶりの反発となりました。TOPIXも+9.40の1,223.67ポイントと反発いたしました。
 昨晩の米NY株式市場はNASDAQ総合指数とS&P500が反発しましたが、世界経済への懸念が重しと なりDOWは下落し4日続落しました。エボラ出血熱感染拡大の懸念、世界的な景気悪化による米企業業績への影響、原油安など一連のマイナス材料が市場心理を悪化させ売りを主導する展開となっております。

 東京株式市場は、米NY株式市場は高安マチマチ、ドル/円は107円台前半でもみ合い、シカゴ平均株価先物は小安く売られたことから、やや買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+73円の15,009円と小高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後は売り圧力に押され上げ幅をなくし-19円の14,917円と小幅続落で前場の取引を終えました。しかし後場に入ると引けにかけて上昇が続き+137円の15,073円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は陽線を形成しております。
 市場では「アジア株が総じて堅調なことや、為替が1ドル107円台で落ち着いていることなどが支えとなり先物に小口買いが断続的に続いた。日本株の処分売りは一段落したが、信用残や裁定残の整理が終了したとはいえず、まだ安心できない」「個人投資家の待機資金が積み上がっており、下がれば押し目買いが入りやすい。日経平均15,000円割れの水準では、公的資金の流入思惑も広がる」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが先週の火曜日から107円安、187円安、117円安、178円安、そして昨日の364円安と5日続けてかなりの幅が売られました。日経平均株価は、9月25日の16,374円から本日安値の14,916円まですでに1,458円幅の下落となりました。
 本日目先の安値を付け反発に転じる動きとなりました。ダメ押しの下げがある可能性もありますが、まずは下げ幅の半値戻しの15,645円前後がターゲットとなります。
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