■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-364円の14,936円と下落し5営業日続落となりました。TOPIXも-28.82の1,214.27ポイントと続落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅続落。テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱により死亡したリベリア人患者の治療に関わった看護師がエボラ熱の予備検査で陽性反応を示したことで、ユナイテッド航空が7.3%安、デルタ航空は6.1%安、クルーズ船運営会社のカーニバルも4.6%安と航空株が売られました。また、エネルギー株も売られS&Pエネルギー株指数は2.9%下落しました。投資家の不安心理の度合いを示すとされるシカゴ・オプション取引所のボラティリティ・インデックス(VIX指数)は24.64となり、2012年6月初旬以来の高水準で終えました。

 東京株式市場は、国内連休中の米NY株式市場が大幅下落、為替も円高に進みシカゴ平均株価先物は大きく売られたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-264円の15,036円と大きく水準を下げた位置で取引を開始いたしました。寄付き後14,939円まで売られた後は押し目買いも入り下げ渋り-221円の15,079円で前場の取引を終えました。しかし後場に入るとジリ安基調が続き-364円の14,936円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は下放れ陰線を形成しております。
 市場では「テクニカル指標では日経平均の25日移動平均線かい離率がマイナス5%を超えており、短期的には底入れの可能性も高まっている」「日銀ETF買いの観測も出ているが、米国株の落ち着きどころを確認するまでは押し目買いを入れにくい」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが先週の火曜日から107円安、187円安、117円安、178円安と続き、そして本日364円安と5日続けてかなりの幅が売られました。昨晩の米NY株式市場の大幅安もあり市場は更に弱気に傾いております。日経平均株価は、心理的節目ともいえる15,000円を割り込み安値を探る動きとなっております。ここまで来ると8月8日の14,753円前後が下値目途となります。
 日経平均株価は、9月25日の16,374円から本日安値の14,919円まですでに1,455円幅の下落となっております。明日にも目先の安値を付け反発に転じるものと予想しております。
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