概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
16321.07(-223.03)▼1.35%

□ナスダック       
4213.66(- 62.58)▼1.46%

□S&P500      
1874.74(- 31.39)▼1.65%

□ダウ輸送株       
7717.69(-175.57)▼2.22%

□半導体株(SOX)    
549.47(- 11.93)▼2.12%

□NY原油先物(11月限)  
85.74(- 0.08)

□NY 金先物(12月限)
1230.00(+ 8.30)

□為替      
(対ドル)106.90 
(対ユーロ)136.31

□CME日経225先物 
14835(-505)※大証比



 週明け13日のNY株式市場は、世界経済の先行き不安やエボラ出血熱感染拡大への懸念で大幅続落。ダウは3営業日連続で3ケタの下落となり、4月15日以来およそ6カ月ぶりの安値で取引を終了しました。

 この日はコロンバス・デーの祝日のため外国為替・債券市場が休場で、市場参加者が少ないことや経済指標の発表もないことから相場に方向感が出にくい中、前週の相場下落の引き金となった世界経済の先行き不安と企業業績への警戒感が相場の重石となる一方、前週木曜日と金曜日の2日間でダウは450ドル下げていたことや9月の中国の貿易収支が良好な内容だったことが下支えとなり、この日序盤の取引は前週末終値を挟んでもみ合いました。

 その後は、世界経済の先行き不安と企業業績への警戒感が再び強まったことに加え、シリア情勢の悪化や米国内で医療スタッフがエボラ出血熱に感染したことなども投資家心理を冷やし、相場は引けにかけて下げ足を加速。運用のベンチマークとなっているS&P500種指数が節目の1900ポイントを割り込んだことも売りにつながりました。

 S&P業種別指数は全10業種が下落。エネルギー、素材、ヘルスケア、一般消費財などの下落が目立ちました。

 個別銘柄では、米国内でのエボラ出血熱の感染拡大に懸念が強まったことで、防護服メーカーのレイクランド・インダストリーズやマスクメーカーのアルファ・プロテク、バイオ医薬品のアイバイオなどが急騰しました。米鉄道大手のCSXが大幅高。同業のカナディアン・パシフィック鉄道がCSXに合併を提案するもCSXが拒否したことが明らかになっています。

 石油・ガス大手のタルガ・リソーシズに買収されることになったパイプラインのアトラス・パイプライン・パートナーズが堅調だった一方、タルガ・リソーシズは大幅安。ビール最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブによる買収提案が材料視され飲料のペプシコは一時上昇したものの引けで下落に転じました。インドネシアの航空会社からの受注を好感して買い優勢だったボーイングも引けにかけてマイナスに転じています。エボラ出血熱感染拡大への懸念でデルタ航空やジェットブルーなども下落しました。

 前週末と同じくこの日もダウを構成する全30銘柄が下落。メルク、ウォルト・ディズニー、アメリカン・エクスプレス、ファイザー、ホームデポなどが下落率上位となっています。

 NY原油先物は小反落。逃避資金の受け皿となりやすい金先物は反発。終値としては9月17日以来の高値で終了しました。

 CME日経225先物は、円建ては14835(大証比505円安)、ドル建てが14865(同475円安)で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは3日連続安、前週末比223ドル安の1万6321ドルとなっています。10日(金)は前日比115ドル安の1万6544ドルとなっており、連休中の2日間では338ドルほど値下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万4835円と10日(金)の東京市場の日経平均株価1万5300円と比べて460円ほど安い水準となっています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=106円90銭前後(10日17:00時点は108円08銭)と前週末に比べて円高が進行しています。世界景気の減速懸念を背景に、米国の利上げ時期が遅れるとの見方からドルが売られています。コロンバス・デーの祝日に伴い、昨晩のNY外為市場と債券市場は休場です。

 対ユーロは1ユーロ=136円31銭前後(同136円90銭)と前週末に比べて円高が進行しています。

 NY原油は、前週末比0.08ドル安の1バレル=85.74ドルとなっています。10日(金)は前日比0.05ドル高の85.82ドルとなっており、連休中の2日間では0.03ドル値下がりしています。

 NY金価格は、前週末比8.3ドル高の1トロイオンス=1230.0ドルとなっています。終値ベースで9月17日以来、約1ヵ月ぶりの高値水準となっています。10日(金)は3.6ドル安の1221.7ドルとなっており、連休中の2日間では4.7ドル上昇しています。


 10日(金)の日経平均株価は4日連続安、前日比178円安の1万5300円となっています。当日算出された10月限オプションSQ値1万5296円を4円上回っています。

 今週は、16日(木)にリクルートHD(6098)が東証1部に新規上場(公募価格3100円)します。その他、主な国内経済指標・行事として、本日は9月の国内企業物価指数。15日(水)は9月の首都圏新規マンション発売戸数、8月の鉱工業生産・確報値。17日(金)は黒田日銀総裁が全国信用組合大会で挨拶などが予定されています。

 主要企業の決算発表で、本日はビックカメラ(3048)、東宝(9602)。15日(水)はドトル日レス(3087)、ウエルシア(3141)、サイゼリヤ(7581)、松竹(9601)。16日(木)は総合メデカル(4775)。17日(金)は東京製鉄(5423)などが予定しています。

 海外では、今晩は10月の独ZEW景況感指数。15日(水)は9月の中国生産者物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)、9月の米小売売上高、9月の米生産者物価、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

 週後半の16日(木)は8月のユーロ圏貿易収支、9月の米鉱工業生産、10月の米NAHB住宅市場指数。17日(金)は9月の米住宅着工件数の発表などが予定されています。

 今週は米主要企業の決算発表が本格化します。今晩はシティグループ、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ。15日(水)はアメリカン・エキスプレス、バンク・オブ・アメリカ、イーベイ、チャールズシュワブ。16日(木)はAMD、グーグル、ゴールドマン・サックス、IBM、シュルンベルジュ。17日(金)はゼネラル・エレコトリック(GE)、モルガンスタンレーなどが予定しています。


◆主なニュース

・エネ・穀物輸入、10港に集中投資 国交省、拠点整備

・大規模太陽光の参入凍結 受け入れ急増で、経産省検討

・北海道電、来月再値上げ 関電などに波及する可能性も

・「ユニクロ」通販、即日配送 大和ハウスと新会社設立

・トヨタ、全車種に衝突回避導入 国内向け18年メドに

・東芝、次世代電力計で攻勢 ブラジルで大型案件を獲得

・日立、自動車分野で攻勢 自動走行の新技術など初公開

・中国の輸出、9月は15.3%増 輸入は3ヵ月ぶり増

・中国新車販売が減速 9月2.5%増、商用車不振響く

・G20、揺らぐ安定成長 通貨政策巡り不協和音目立つ

・ロシアとのガス協議が大詰め ウクライナ、需要期控え



◆経済指標等

・マネーストック(9月、日銀)
・企業物価指数(9月、日銀)
・携帯電話国内出荷実績(8月、電子情報技術産業協会)
・投資信託概況(9月、投資信託協会)

・英消費者物価(9月)
・ユーロ圏鉱工業生産(8月)
・独ZEW景気予測指数(10月)


◆その他

・主な決算 
タマホーム(1419:注文住宅会社)
      
キャンドゥ(2698:100円ショップ大手)
      
東宝(9602:邦画配給、興行収入で断トツ)

・決算発表 
インテル(半導体、ダウ構成銘柄)
      
ジョンソン&ジョンソン(医薬品・衛生用品、ダウ構成銘柄)
      
JPモルガン・チェース(金融、ダウ構成銘柄)
      
ウェルズ・ファーゴ(金融)
      
シティグループ(金融)




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【3】心に残る名言                        **
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困難は人の真価を証明する機会なり。


                         
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