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socialcolorのリタイアメント日記(リターンズ)12
socialcolorと申します。関西在住の元エンジニアです。
訳あって2012年12月に大手電機メーカーを退職しました。そんな中年男のリタイアメント日記です。
【常識という幻想】
私が始めた1970年代に比べ、投資もかなり身近なものになり、今や誰もが株式、通貨等に気軽に投資できる時代になりました。
NISAが始まったことや、socialcolorがいくばくかの退職金を手にしたことを知ってか、銀行からの投資の誘いもかなり増えました。
特に多いのが、株式投資信託の購入依頼です。
経済学の話を持ち出し、これからの時代は預金だけではいけない、分散投資が必要とか、株式の長期投資が有利だとかいうお話をされます。(これを喋っているのが銀行員なんで笑ってしまいますが)
socialcolor、それを聞いて、いつの時代の話をしているのか、金融のプロである彼らの投資に対する知識というのはこのレベルなのかと、少し不安になりました。
長期投資、分散投資(時間/機会分散を除く)、ファンダメンタル投資が絶対的に有効とされた時代は、金融工学が発展しデリバティブ(金融派生商品)が発明されて以来、もはや過去のものとなりました。※1
なぜデリバティブが、経済学の常識とされている長期投資、分散投資、ファンダメンタル投資の有効性を無くしてしまったのか?
それは見せ金(レバレッジ)による取引を可能にしてしまったからです。
今現在、投資に回されているお金は、世界で発行されている全てのお金を何倍も上回ります。これは取りも直さず、借金により投資が行われていることを示しますが、借金による取引は、自ずと返済の期限があります。
買った(売った)株は損していようが、どこの会社の株だろうが、売らなければ(買い戻さなければ)ならないのです。これはその時々の需給関係のみにより価格が決定され、その中身(投資理由、根拠)は重要視されていないことを示します。
この借金による取引が莫大なため、現在の投資は限りなくギャンブルに近づいています。
皆さんはブラックスワンという言葉をご存じでしょうか。
オーストラリアで黒いハクチョウが見つかるまで、スワン(ハクチョウ)とは白い鳥のことだと誰もが信じて疑いませんでした。しかし、その常識はたった一羽の黒いハクチョウによって覆されてしまいました。
その話から、稀にしか起こらないが、いったん発生、出現するととてつもない変化をもたらす出来事を’ブラックスワン’と呼ぶようになりました。
デリバティブの発明は、まさしくこのブラックスワンに当ります。今までの経済学の常識が覆されてしまったのです。
時代は変わりました。
古い常識に縛られていては、何時まで経っても利益を得られないどころか損をさせられるばかりです。
6件のコメントがあります
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socialcolorさん2014/10/13 14:34すいません。注釈が抜けていました。何故か追加修正できないので、コメント欄に追記します。※1.ただし、社会にイノベーションをもたらす(と考えられる)ベンチャー企業等への投資については、必ずしもこの限りではありません。
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呑気呆亭さん2014/10/13 15:48socialcolorさん 今日は。既に再就職されたんでしょ。 \(^o^)/いつまでも「リタイアメント日記」では、誤解を招くのでは?
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socialcolorさん2014/10/13 16:15呑気呆亭さん>いつまでも「リタイアメント日記」では、誤解を招くのでは?そうですねー。誤解のないように、本文コメントを削除して、書きましょうか。タイトルは代名詞みたいになっちゃってるので、このままでご容赦を。(もう仕事は趣味みたいなもので、ほとんど隠居に近いので)
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呑気呆亭さん2014/10/13 17:28socialcolorさんは プロフィールでも、「職業:求職中」になったままですし、窓際族でもリタイアメントとは言わないのでは? (^_-)-☆それとも、何か別の意図?
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socialcolorさん2014/10/13 18:59呑気呆亭さん>プロフィールでも、「職業:求職中」になったままですし、鋭いつっこみ、ありがとうございます。(汗)プロフィールの修正やら、リスペクト銘柄削除やら、全く気にかけてませんでした。早速プロフィールは修正しました。>窓際族でもリタイアメントとは言わないのでは? (^_-)-☆この辺は、以前、nyajyara(スペル違ってるかも?)さんにも指摘されたんですが、タイトル変えるのもなぁてことでそのままにしてます。ちょっと考えるところもありまして。
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呑気呆亭さん2014/10/13 19:38では本題。銀行系の投資信託売り込みや NISA勧誘は、私のところにも来ます。利益を上げるためなら何でもするようです。しかし、アメリカやオーストラリアの状況と比べると、日本では知人から預貯金以外の話を聞く機会が少ないです。(年金生活をしている海外の友人は、大抵 株や投信の話をします。)
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