■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-178円の15,300円と続落となりました。TOPIXも-17.69の1,243.09ポイントと続落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅下落。 再びドイツで弱い内容の経済指標が発表されたことや、セントルイス地区連銀のブラード総裁が連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始時期について、市場と当局の見方の間にかい離があることについて懸念を示したことなどが嫌気され株価を押し下げました。世界経済の先行き不透明感の高まりから売られ主要3指数は軒並み約2%下落。S&P500は半年ぶりの大きな下げとなり8月7日以来の安値に沈みました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は大幅下落、為替は円安一服、シカゴ平均株価先物は大きく安く売られたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-186円の15,292円と安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後は軟調もみ合いが続き-152円の15,326円で前場の取引を終えました。後場に入り15,221円まで売られた場面がありましたが引けにかけてやや下げ幅を縮小し-178円の15,300円きっかりで本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は下放れ十字線を形成しております。
 市場では「3連休を前にしてポジション調整に押される形となっている。当面は日米の相場の波乱が落ち着くかがポイントとなる」「米株の大幅安を受けて下がったが、売り一巡後の戻り方に力強さは感じられない」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが火曜日から107円安、187円安、117円安と続き、そして本日178円安と4日続けてかなりの幅が売られました。今週のこれまでの動きで市場は更に弱気に傾いております。日経平均株価は、10月3日の15,559円を割り込み安値を探る動きとなっております。8月8日の14,753円前後が次の下値目途となりますが、9月25日の16,374円からはすでに1,000円幅以上の下落となっておりますので、その位置まで下げずにリバウンドを試す場面があるものと予想されます。
 ここから更に15,200円、或はザラ場で15,100円ほどまでの下げがあれば目先の安値を付ける形となり反発に転じるものと予想しております。
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