本日の日経平均株価は-117円の15,478円と続落となりました。TOPIXも-14.07の1,260.78ポイントと続落いたしました。
昨晩の米NY株式市場は大幅反発。公表された9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で連邦準備理事会(FRB)が経済が耐えられるようになるまで利上げに踏み切らないことが確認され、大幅高で終了しました。景気の成長ペースと関連が深いセクターが買われ相場を主導しました。S&P500は1.8%上昇。個別銘柄ではJPモルガン・チェースが1.9%高、アップルは2.1%高と上昇しました。
東京株式市場は、米NY株式市場は大幅反発となりシカゴ平均株価先物も買われたことから、買い優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は+86円の15,681円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後に+137円の15,732円まで買われた場面がありましたが、その後は上値重く+70円の15,666円で前場の取引を終えました。後場に入ると売り優勢の展開となり引けにかけてズルズルと売られ-117円の15,478円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は幅のある陰線を形成しております。
市場では「10月は海外勢から実需の売りが出やすく、それにヘッジファンドなどが便乗している格好だ。シカゴの投機筋の円売りポジションが依然溜まっている」「円安基調に一服感が出ていることから、自動車、電機株が軟調。為替にらみの動きが続く」などと指摘されております。
さて、日経平均株価ですが火曜日から107円安、187円安と続き、そして本日117円安と3日続けてかなりの幅が売られました。今週のこれまでの動きで市場は更に弱気に傾いております。
本日、10月3日の15,559円を終値で割り込んだことから、もう一段の下落が考えられます。ここから更に15,200円ほどまでの下げがあれば目先の安値を付ける形となり反発に転じるものと予想しております。