■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-187円の15,595円と続落となりました。TOPIXも-16.04の1,274.85ポイントと続落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅下落。主要3株価指数はそろって1%を超える下げとなりS&P500は8月12日以来の安値で引けました。 8月のドイツ鉱工業生産は前月比4%減と、2009年1月以来5年半ぶりの大幅な落ち込みに。更に国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済の成長率予想を引き下げ、世界経済の先行きに対する懸念が強まりました。航空機のボーイングは2.3%下落、建設機械のキャタピラーは3.4%下落するなど景気敏感株の売りが目立ちました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は大幅下落、為替は円高に傾きシカゴ平均株価先物は安く売られたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-209円の15,574円と大きく水準を落とした位置で取引を開始いたしました。寄付き後は下値もみ合いが続き-231円の15,552円で前場の取引を終えました。後場に入ると押し目買いも入り下げ幅をやや縮小し-187円の15,595円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は下放れ十字線を形成しております。
 市場では「若干、円安が進行したことで安心感が広がり日経平均はやや下げ幅を縮小した。前日の米株安を受けた軟調な地合いの中では、割としっかりとした相場だとみている」「日経平均の75日移動平均線(15,545円)がいったんの下値めどとして意識されている。同平均線を大きく割り込まない限り、中期的な上昇トレンドは維持される」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが昨日の107円安から更に187円安と売られました。昨日今日の動きで強気な見方も少なくなり、市場は更に弱気に傾いております。

 本日、15,520円まで売られ10月3日の15,559円をザラ場で割り込む場面はありましたが、引けは15,595円となっております。もう1段15,200円ほどまでの下げがあれば目先の安値を付ける形となり反発に転じるものと思われます。15,200円ほどまでの安値があるのか?あるいはそこまで下げずに踏ん張るのか?見ていきましょう。
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