吉野家ホールディングスが8日発表した2014年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比約4.4倍の9億8200万円となり、4月に「吉野家」で牛丼並盛りを20円上げ300円としたことで客単価が上昇したほか、広告宣伝費の抑制が寄与したようです。
売上高は前年同期比3%増の889億円で、新規出店を背景に、吉野家が国内外で伸びたほか、うどんチェーン「はなまるうどん」も好調だったようです。
牛肉など食材価格の上昇を増収効果で吸収し、営業利益は約2.5倍の17億円となったそうです。
たい焼き・たこ焼き店「一口茶屋」でフランチャイズ化を進め、店舗など固定資産売却益3億円を特別利益に計上したことも純利益を押し上げたようです。
2015年2月期通期の業績見通しは従来予想を据え置き、売上高は前期比1%増の1750億円、純利益は43%増の10億円を見込むそうです。
河村社長は下期について「牛肉価格の上昇が減益要因となる恐れがある」と述べたそうです。
円安にも影響を受けそうでしょうかね。
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