□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-107円の15,783円と反落いたしました。TOPIXも-5.51の1,290.89ポイントと下落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は小幅下落。決算発表シーズンを控え、全般に方向感に欠ける展開となりました。アップル提携パートナーでサファイアガラス製品を製造するGTアドバンスト・テクノロジーズは連邦破産法11条の適用を申請し92.8%の下落となり全体を押し下げました。パソコン、プリンター事業の切り離しを発表したヒューレット・パッカード(HP)は買われ4.7%上昇しました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は下落、為替は円高に傾きシカゴ平均株価先物は安く売られたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-49円の15,841円と安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後はもみ合いながらも下げ幅を縮小し+6円の15,897円で前場の取引を終えました。後場に入ると次第安の展開となり再下落の動きとなり、結局-107円の15,783円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価の日足は上ヒゲを持つ陰線を形成しております。
 市場では「日銀金融政策決定会合の結果待ちで様子見ムードが強い。短期筋が個別銘柄のロング・ショート取引などでポジションを取っているが、大きな動きはみられない」「参院予算委員会で安倍首相が円安の影響について発言したことを受け、円高が進むと指数は下げ幅を拡大した」などと指摘されております。

 さて、日経平均株価ですが昨日の182円高に対し、本日は107円安となりました。上昇継続とはならずに反落となりました。このまま15,700円~15,800円前後で上下に揺れる動きが続き「時間の調整」となるのか?或は、10月3日の15,559円を割り込み深く早い下げを演じ8月8日の14,753円前後まで安値を確認しに向かうのか?今後の展開が注視されます。
 いずれにせよ引き続き調整相場が続くと予想いたします。強気の「買い」には注意して、はっきりとするまで慎重姿勢継続となります。
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