午前8時過ぎに静岡県の浜松市付近に上陸した台風18号は、強い雨風を伴い週明けの首都圏を直撃しました。
今回は都中心部の港区三田や赤坂の一部の地域でも避難勧告が発令されましたが、こういった時に発表・発令される避難情報(避難準備情報、避難勧告、避難指示等)の意味は下記のようになっており、緊急性や切迫度は「避難準備情報」→「避難勧告」→「避難指示」の順で強まります。
【避難準備情報】
事態の推移によって避難勧告や避難指示の発令が予想される場合に、それに先立って非難のための準備を呼びかけるために発令されます。高齢者ら避難に時間がかかる人(要援護者)に早めの避難を促します。
【避難勧告】
被害が発生する可能性が高まった場合に発令され、指定された避難所など安全な場所への避難を勧めます。「避難行動を開始してください」などの呼びかけは避難勧告です。
【避難指示】
被害が発生またはその危険度が増した場合に発令されます。勧告よりも緊急度が高く、避難指示が出た場合は速やかに避難する必要があります。「直ちに避難してください」などの呼びかけは「避難指示」です。
いずれも強制性はありませんが、災害から身をまるためにも早めの行動が望まれます。避難場所は自治体等が開設している避難所などになりますが、屋外に出るとかえって危険な場合、一定の安全が確保された屋内に留まる「屋内待避」も避難方法の一つです。
次の台風19号も今回の18号とよく似たコースを辿るとの予測もあります。本日に限れば生鮮ものの市場への入荷に大きな影響はみられなかったようですが、相次ぐ台風の襲来で収穫間近の果樹や野菜への影響が懸念されます。