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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
15661.99(-420.26)▼2.61%
◎TOPIX
1280.15(- 38.06)▼2.89%
◎売買高概算 26億6102万株
◎売買代金概算 2兆5939億円
◎時価総額 456兆8363億円
◎値上り銘柄数 40 ◎(年初来)新高値 11
◎値下り銘柄数 1778 ◎(年初来)新安値 84
◎変わらず 12
◎騰落レシオ(25日) 95.29%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-1.41%
75日線比+0.92%
◎為替
(対ドル) 108.86
(対ユーロ)137.46
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
193.5円(- 2.6円)177,665千株
2.ユニチカ <3103>
49円(- 2円) 85,836千株
3.三菱UFJ<8306>
599.6円(-20.4円) 63,286千株
4.新日鉄住金<5401>
274.6円(- 7.6円) 48,295千株
5.熊谷組 <1861>
386円(- 8円) 42,187千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
10810円(- 550円)133,434百万
2.ソフトBK<9984>
7494円(- 191円)107,102百万
3.トヨタ自 <7203>
6275円(- 225円) 96,489百万
4.三井住友 <8316>
4392.5円(-125.5円)39,820百万
5.三菱UFJ<8306>
599.6円(-20.4円) 38,115百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1900万株 買い880万株
本日の東京マーケットは日経平均株価大幅安、前日比420円(2.61%)安い1万5661円で取引終了です。
昨晩のNYダウが238ドルの大幅安となったこと、円相場が一時1ドル=108.60円前後と昨日の瞬間安値110.09円から1.50円近く円高になったことを嫌気して朝方から幅広い銘柄に売りが先行。ドイツなどユーロ圏の景気指数の落ち込みや米国でのエボラ出血熱の感染確認、加えて香港の民主化を求めるデモなど世界景気の先行きに対する警戒感が意識され、終日売り圧力に押される展開となっています。明日は注目の9月の米雇用統計が発表されます。売買代金は概算2兆5939億円、上海市場は国慶節で休場です。
業種別では、33業種全てが下落。空運、不動産、自動車、機械、電機、電力ガス、非鉄などの下げが目立ちます。
個別銘柄では、相場全般安の中にあってビックカメラが8円高の1041円と値を上げ、年初来高値圏での堅調な値動きで推移しています。1日から中国では国慶節の大型連休となり、中国からの訪日客が増える見通しです。消費税の免税対象が広がったことで業績拡大を期待した買いが入っています。中国の蘇寧電器傘下のラオックスも8円高の135円と値を上げています。
無印良品を展開する良品計画が3日連続高、210円高の1万3320円と年初来高値を更新。昨日の引け後に3~8月期の連結純利益が前年同期比6%増の69億円と発表。3~8月期としての過去最高を更新し、好感した買いが入っています。特に前期に35店舗増加した中国や台湾が好調でアジア地域事業が大きく伸びています。
広島地盤の独立系コンビニのポプラが37円高の588円と値を上げています。昨日の引け後にローソンと資本業務提携で基本合意したと発表。ローソンはポプラ創業者の目黒俊治会長から同社の発行済み株式の5%を取得する模様です。
クリーンルームの日本エアーテックが大幅高、75円高の610円となっています。エボラ出血熱など危険度の高い病原菌用に使用されるバイオハザード対策設備を生産しており、関連銘柄として思惑的な買いが膨らんでいます。
その他、女性向け居酒屋「きちり」等を直営展開するきちりが137円高の966円、ベビー・子供衣料の西松屋チェーンが4日連続高で12円高の893円。アイロムHDは263円高の1298円と大幅高、同社子会社のディナベックが大日本住友製薬と臨床用iPS細胞作製技術の特許実施許諾契約を締結したと発表し、連日で買いが入っています。
本日の新高値銘柄は、きちり、オカモト、エアーテック、良品計画、ポプラ・・・等々です。
☆相場コメント
本日は日経平均株価で420円の大幅安となり、これで3日連続の下げとなっています。今後の見通しが気になるところですが、今年は11月4日にビッグイベント「米中間選挙」を控えており、その中間選挙の直前はNY市場を中心として軟調となる傾向があります。
そうでなくても10月はヘッジファンドの決算が多く、例年軟調となるアノマリー・傾向があります。このアノマリーを逆算しますと、この軟調な局面で底打ちするのもまた常であり、春にかけて上昇、こうなる強力なアノマリーがあります。
下落相場は面白くありませんが、それでも投資戦略としましては「辛抱銭」(しんぼうぜに)であり、虎視眈々とバーゲンハンティングを狙う、これが春にかけて大きな実を結ぶ、こうなる可能性が極めて高く、今は前向きな意味で非常に大切な時期です。
この度の下押し局面、一喜一憂することなく、中長期スタンスで冷静に先を見据えた戦略・姿勢で臨みたいところです。
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【2】主な材料 **
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・日本の証券会社や運用会社、東南アで富裕層業務強化
・米新車販売9.4%増 9月としては7年ぶり高水準
・企業の物価上昇見通し、円安でも変わらず 9月短観
・9月のマネタリーベース、2カ月連続で過去最高更新
・9月第4週の部門別動向、海外勢は4週連続買い越し
・セブン&アイ、3~8月期純利益1%増で過去最高に
・米ピムコの旗艦投信2.5兆円流出 運用担当退社で
・GM、中国での生産能力増強 欧州は16年に黒字化
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【3】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(7936)アシックス 2,500→ 2,800円
[メリルリンチ証券]
据置き A
(6762)TDK 5,600→ 6,700円
据置き A
(7013)IHI 580→ 670円
[JPモルガン証券]
引上げ B→A
(2875)東洋水産 3,100→ 4,200円
[野村証券]
据置き A
(4507)塩野義製薬 3,200→ 3,500円
引上げ B→A
(7545)西松屋チェーン 900→ 1,150円
据置き A
(9433)KDDI 7,710→ 8,010円
[SMBC日興証券]
据置き A
(9422)コネクシオ 1,300→ 1,400円
[みずほ証券]
据置き A
(9101)日本郵船 380→ 350円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】金儲けの秘訣 **
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2008年に米大手証券会社のリーマン・ブラザーズが経営破たんした際の株式市場は、日米ともにこの世の終わりが来たのかと思うような強烈な下げを演じ、市場は一時売り一色となりました。いわゆる「リーマン・ショック」です。
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏はそのような時に積極的に投資を行い、結果、邦貨換算で1兆円近い利益を得たと言われています。
「金儲けの秘訣は、人が買ってくれという時に買い、売ってくれという時に売ることだ。」
上記は古代中国の漢の時代、司馬遷が編纂した「史記」の「貨殖列伝」にある一節ですが、バフェット氏の信条も「他人が臆病な時に強欲になればいい」であり、このやり方の投資効率の良さを実践にて証明しています。