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【第2の天安門?】香港デモの理由と現状について簡単まとめ

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先ほど発表されたADP雇用統計は、予想(+20.5万人)をやや上回る+21.3万人となりましたね。雇用統計の先行指標だけに結果が注目されましたが、まずまずの結果ということで市場も一安心といったところでしょうか。

ただ、それほどサプライズのある結果でもないですし、23:00からは(米)ISM製造業景況指数の発表も控えていることで、やや様子見といった雰囲気で大きな値動きはありませんでした。

為替相場はこんな感じでしたが、今日は目先のリスク要因として注目されている香港デモの現状や、市場に与える影響などについてまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします(∀`*ゞ)

覚えておきたい香港デモに関する基礎知識 ここ最近は連日報道されていますし、ご存知の方も多いかと思いますが、香港で何が起こっているのかといったことや、なぜ民主化デモに至ったのかについて簡単に解説しておきます。

先月末から活発しているこのデモですが、ぶっちゃけてしまうとこの抗議活動の最大の目的は、香港の完全な民主化です。

実は今年8月に、2017年に実施される香港行政長官選挙に関して、親中派が多数を占める「指名委員会」の過半数の推薦を受けた人物だけに立候補者を制限すると中国中央政府(全人民代表大会)が決定しましたが、これに対する反発としてデモが発生しています((φ(..。)カキカキ

1997年に香港が返還された当初は、中国共産党は「一国二制度」を掲げて香港の政治・経済・基本法には介入しないとしてきました。表向きは高度な自治を与えていたわけですが、裏ではこれまでも度々介入していわゆる中国化を行ってきました。

そして、基本法では2017年の次回選挙では、一般有権者による直接選挙(普通選挙)が導入されることになっているのですが、要するに実質的には中国共産党の息のかかった人物だけしか立候補ができない制度にされてしまったということです。

結局、立候補者が制限されてしまえば、いったい何のための直接選挙かわかりませんからね(o-´ω`-)ウムウム

米は支持、露は反対、根本は格差との指摘も ちなみに当然ですが、アメリカ政府(ホワイトハウス)は香港での動きを注視するとともに、香港市民の願いを支持するとのコメントを発表しています。逆に、ロシアの国営メディアは今回のデモを米国の陰謀として伝え、ウクライナで発生したデモと重ね合わせています。非常にわかりやすい対立軸です(ノ∀`) アチャー

また、今回の民主化デモの根本原因について、香港における格差社会が背景ではないかといった指摘もあります。香港の反中感情の高まりの1つに、香港の富裕層・既得権益者を中国政府が協力に支援してきた経緯もあるようです。

実際に、香港での格差はジニ係数にも現れているように…


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