本日の日経平均株価は-91円の16,082円と続落し16,100円台を割り込んできました。TOPIXも-8.08の1,318.21ポイントと続落いたしました。
昨晩の米NY株式市場は続落。原油価格が3%超下落したことを受けてS&Pエネルギー株指数は1.2%安。素材株指数も1.2%下落しました。9月の米消費者信頼感指数は5ヶ月ぶりのマイナスとなったほか、7月の米ケース・シラー住宅価格指数が前年同月比で市場予想を下回り、米国の経済成長の不安定な特性が浮き彫りとなりました。
東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は小幅続落となりましたが、為替の円安やシカゴ平均株価先物も小高く回ってきたことから、様子見で取引が始まりました。
日経平均株価は変わらずの16,173円で取引を開始いたしました。寄付き後は上下に揺れながらも上昇し+41円の16,214円で前場の取引を終えました。しかし後場に入るとジリジリと売られる展開が続き-91円の16,082円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は上向きからフラットに。短期基調は下向き継続となっております。日経平均株価の日足は上ヒゲを持つ陰線を形成しております。
市場では「新興株式市場は値を下げており、円安の恩恵を受ける輸出株や先物に連動しやすい銘柄のみに物色が絞られている印象」「欧米の投資家には、自動車大手など上昇した銘柄に利益確定売りを出し、部品株など周辺銘柄に資金を振り分ける動きが目立つ」などと指摘されております。
引き続き、下落歩調の動きが予想されます。強気の「買い」には注意が必要です。慎重姿勢継続となります。