雑談

ヒロろんさん
 今日から14年度も下期入りです。この場合の「年度」は「会計
年度」を指していますが、他にも慣習や業界によっていろいろな「年度」のくくりがあり、10月から新しい年度が始まるものとしてはコーヒーがあります。

 年間480億杯のコーヒーを消費する日本は、アメリカ、ブラジル、ドイツに次ぐ世界第4位のコーヒー消費国です。コーヒーチェーンやコンビニコーヒーの隆盛により国内の消費量は増加傾向にあり、昨年の消費量は前年比4%増の44万6400トン(全日本コーヒー協会調べ)と過去最高を更新しています。減少傾向にあるお茶の国内消費量が昨年は前年比5%減の8万6700トン(全国茶生産団体連合会調べ)だったことに比べますと対照的です。

 ちなみに、コーヒーが今のように世界に広まる前はイスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。

 しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったと伝わります。以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。

 コーヒーを愛したナポレオンは「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、大のコーヒー党であったルソーは死の間際に「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった」との言葉を残しています。

 また、アポロ13号の乗組員が大変な困難に直面していた時、ヒューストンの司令センターから乗組員に向かって「こちらヒューストン。がんばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!」と激励した話は有名です。

 そして、コーヒーを語った中で最も有名な言葉は下記になるかと思います。



「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

        
恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い」


 この言葉には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になっているそうです。



 本日から10月です。早くも1年の4分の3が経過しました。しかしまだ3カ月も残されており、1年の計に立ち戻り修正することは十分に可能です。なお、10月は神無月といわれますように、八百万(やおよろず)の神々が出雲へ出払っていますので、幸運をあてにしない気構えが必要です。
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