本日の市況

ヒロろんさん

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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
16082.25(- 91.27)▼0.56%

◎TOPIX  
1318.21(-  8.08)▼0.61%

◎売買高概算  22億0717万株
◎売買代金概算  2兆1418億円
◎時価総額  470兆2657億円

◎値上り銘柄数  570   ◎(年初来)新高値 87
◎値下り銘柄数 1136   ◎(年初来)新安値 26
◎変わらず    120

◎騰落レシオ(25日)100.91%

◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.28%  
75日線比+3.69%

◎為替  
(対ドル) 109.77  
(対ユーロ)138.51

◎出来高上位

1.みずほ  <8411>
196.1円(+ 0.2円)120,127千株

2.ユニチカ <3103>   
51円(±   0円) 86,598千株

3.蛇の目  <6445>  
175円(-   1円) 64,859千株

4.三菱UFJ<8306>
620.0円(- 0.2円) 46,214千株

5.OKI  <6703>  
266円(+  10円) 44,000千株

◎売買代金上位 (円)

1.トヨタ自 <7203> 
6500円(+  37円) 94,258百万

2.ソフトBK<9984> 
7685円(-   4円) 81,832百万

3.日経レバE<1570>
11360円(- 110円) 50,641百万

4.三井住友 <8316> 
4518円(+  47円) 37,260百万

5.三菱UFJ<8306>
620.0円(- 0.2円) 28,726百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1910万株 買い1380万株

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比91円(0.56%)安の1万6082円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが28ドル安となったこと、日銀短観で先行き予測が横這いとなったことを嫌気して朝方は売りが先行。ただ、円相場が徐々に円安に進行し、11時18分には一時110.09円と1ドル=110円台に乗せ、08年8月25日以来、約6年1ヵ月ぶりの円安水準に進行したことを横目に徐々に買いが入り、11:16には一時上げ幅が52円となる場面がありました。もっとも上値を買い上がる動きは限定的。買い一巡後は明日のECB理事会や明後日の米9月雇用統計の発表を控えて手控え気分が強まり、また円相場が再び109円台後半となったことも重石となり、引けにかけてはマイナスに転じています。売買代金は概算2兆1418億円、上海市場は国慶節で休場です。

 業種別では、水産、倉庫、陸運、小売、繊維などが高く、証券、機械、電機、鉄鋼、建設などが下げています。

 個別銘柄では、富士フイルムが31円高の3401円と値を上げています。エボラ出血熱の感染者が米国内で初めて見つかったと報じられ、同社はグループ会社が開発したインフルエンザ薬がエボラ出血熱患者の治療に使われた実績を持つことからインフルエンザ薬の需要が拡大するとの思惑買いが入っています。

 住友倉庫が25円高の604円、三井倉庫が4円高の410円、三菱倉庫が15円高の1589円となるなど倉庫株が軒並み高。国家戦略特区の諮問会議で東京や横浜など11ヶ所で規制緩和を活用し国際ビジネス拠点を整える方針が明らかになり、材料視した買いが入っています。特区には羽田空港付近や有明、竹芝など倉庫が多い湾岸地域が含まれています。

 百貨店の松屋が9日連続高で33円高の1396円と年初来高値を更新。中国で本日から国慶節連休に入り、多くの中国人による訪日旅行が見込まれます。消費税を払わずに済む免税品目が食品や化粧品など外国人の間で人気の高い消耗品に対象が拡大となり、銀座に店舗を構える同社に物色の矛先が向かっています。

 トヨタが37円高の6500円と値を上げ、9月25日以来およそ1ヶ月ぶりに年初来高値を更新。円相場が6年1ヶ月ぶりに1ドル=110円の円安に進行し、輸出採算の改善から業績拡大を期待した買いが入っています。

 その他、女性向け居酒屋「きちり」等を直営展開するきちりが91円高の829円、「餃子の王将」を展開する王将Fが145円高の4385円。

 食用油や小麦粉の昭和産業が10円高の411円、森永製菓が3円高の240円、グリコが85円高の3875円、明治HDが140円高の8810円、日本ハムが12円高の2338円、食用油の日清オイリオが10円高の379円といずれも年初来高値を更新、食品株の上向きの流れが継続しています。

 本日の新高値銘柄は、大林道路、太平電業、昭和産業、森永菓、グリコ、山パン、明治HD、日本ハム、味の素、三ツ星ベ、三井造、トヨタ、松屋、京成電、ニトリHD・・・等々です。




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【2】主な材料                          **
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・9月短観、製造業の景況感は小幅改善 非製造業は悪化

・9月短観、大企業の製造業で雇用「不足」超 6年ぶり

・円安拍車 一時1ドル=110円台に 6年1カ月ぶり

・経財相、「過度な変化好ましくない」円安進行について

・9月の新車販売、登録車は約3%減 軽自動車約2%増

・ヘルスケアREITが11月に上場 高齢者施設に投資

・中国の9月製造業PMI、前月比で横ばい 国家統計局

・米MSが「ウィンドウズ10」を公開 発売は来年半ば

・エボラ熱、米国内で初の感染者 西アフリカからの入国




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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A
(1605)国際帝石 2,010→ 1,958円

[UBS証券]
 引下げ B→C
(3436)SUMCO 900→ 1,100円

[野村証券]
 据置き   A
(6954)ファナック 22,000→24,400円

[SMBC日興証券]
 据置き   A
(2371)カカクコム 1,900→ 1,830円

 据置き   A
(6920)レーザーテク 1,480→ 1,500円

 引下げ A→B
(6479)ミネベア 1,200→ 1,600円

[みずほ証券]
 据置き   A
(2327)NSSOL 3,120→ 3,740円

 据置き   A
(6703)OKI 260→ 310円

 据置き   A
(7203)トヨタ 7,300→ 7,600円
 据置き   A
(7733)オリンパス 4,000→ 4,600円

[大和証券]
 引上げ 2→1
(9613)NTTデータ  4,850円

 据置き   2
(7203)トヨタ 7,200→ 7,900円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】9月短観の主なデータ                    **
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◆大企業製造業 業況判断指数(DI)※大手製造業の景況感 +13  前回6月調査(+12)から1ポイント上昇し、2四半期ぶりの改善。小幅な悪化を見込んでいた事前予想(+10)を上回る。



◆大企業製造業 先行きDI
 ※3カ月後の業況判断 +13    足元の判断と同水準。



◆大企業製造業 想定為替レート(円)※14年度事業計画の前提

 100.73  前回6月調査(100.18)よりも円安方向に修正。



◆大企業非製造業DI +13   前回6月調査(+19)から6ポイントの悪化。水準としては13年6月(+12)以来の低さ。



◆大企業全産業の14年度の設備投資計画(前年度比)

 13.4%増  前回6月調査(12.7%増)から上方修正。



◆大企業全産業の14年度の収益計画

 売上高  1.8%増  前回6月調査(1.8%増)から横ばい。

 経常利益 3.0%減  前回6月調査(4.6%減)から上方修正。


 ※経常利益については、13年度が35%増の大幅増益だった反動で減少する見通しですが、高い利益水準は維持されています。
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