十倉 好紀(とくら よしのり、1954年3月1日 - )は日本の物理学者。専門は物性物理学である。電子型高温超伝導体の発見、酸化物巨大磁気抵抗(CMR)効果の発見と機構解明、マルチフェロイックスの巨大電気磁気効果の発見、磁気スキルミオンの観測と物性解明など多数の顕著な業績を挙げている。
現在は東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授・理化学研究所 創発物性科学研究センター(CEMS)センター長。
兵庫県西脇市高田井町出身。同僚の樽茶清悟とは大学時代の同級生である。
実兄の十倉雅和は住友化学代表取締役社長。
2014年ノーベル物理学賞の発表は、10月7日(火)18:45 (日本時間)
世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、ノーベル賞発表に先駆け、
恒例の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」受賞者を発表いたします。今年は9か国から、卓越した研究業績を持つ27名が選出されました。
日本からは、独立行政法人理化学研究所 創発物性科学研究センター センター長(併任:東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 教授)の十倉好紀氏が
「新しいマルチフェロイック物質の発見」の功績により、物理分野で再度選出されました。十倉氏は過去にも「超伝導化合物の発見を含む、
強相関電子酸化物に関する傑出した研究、および巨大磁気抵抗現象に関する研究」で同賞に選出されております。
2002年の本賞恒例化以来、ひとりの研究者が異なる研究トピックにより2回選出されるのは初めてのことです。
以下、ソース
<トムソン・ロイター引用栄誉賞とは>
「トムソン・ロイター引用栄誉賞」は、トムソン・ロイターのデータベースを用いた論文・引用分析において、ノーベル賞クラスと目される研究者を毎年9月に発表するものです。
科学をより身近に認知し、
人類の進歩に貢献する世界のトップ研究者をひろく讃える目的で2002年に恒例化し、今年で13回目を迎えました。
ノーベル賞の科学系4賞(医学・生理学、物理学、化学、経済学)と同カテゴリで構成された本賞受賞者のうち、35名が実際にノーベル賞に輝いています。