■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は-137円の16,173円と反落し16,200円台を割り込んできました。TOPIXも-11.01の1,326.29ポイントと反落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は小反落。香港での民主化デモが中国経済の圧迫要因になりかねないとの不安が広がり軟調な動きとなりました。また、自動車のフォード・モーターは北米事業の利益率が従来予想レンジの下限にとどまるとの見通しを示し、業績見通しを下方修正したことが嫌気され7.5%安と急落しました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は小反落、シカゴ平均株価先物も小安く回ってきたことから、売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-58円の16,252円と小安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も売り優勢の展開が続き-239円の16,070円で前場の取引を終えました。後場に入ると下値を拾う動きとなり下げ幅を縮小-137円の16,173円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は上向きを継続。短期基調は上向きから下向きに転換しました。日経平均株価の日足は下ヒゲを持つ陰線を形成しております。
 市場では「商いが増えておらず、押し目買いが積極的に入っている印象は乏しい。あすの日銀短観に加え、ECB理事会や米雇用統計などイベントを前に見送りムードも根強い」「日銀のETF買い観測が出ているほか、ソニーなど一部の銘柄には買い戻しも入っているが、一段の戻りを試すにはエネルギー不足だ」などと指摘されております。
 上げ下げしながらじっくりと16,900円前後を目指す動きに期待しておりましたが、どうやらその前に1・2週間の調整の動きとなりそうです。勢い良く高値を更新してくれば再度16,900円目標となるのですが、その前に基調が下向きに転換する可能性が出てきました。少し慎重姿勢で見ていきましょう。
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